2016年9月25日

豊洲問題

リオから帰国して、豊洲新市場問題について発言する小池知事。厳しい発言が続いているようだけれど、今のところ今の地下ピット決定経緯があやふやだけれど、その存在にしても対策にしても実際の環境検査にしても問題は出ていないわけで、これを理由に豊洲移転中止という理由までは見つからない。彼女としても、そろそろ落としどころを見据えて、そこに向けて収斂させるような方向に話を持っていかないと、この問題が移転するにしても中止するにしても、逆に今度は彼女の問題として重くなっていきそう。

こういう大規模な組織体になると、なかなか全て事を責任者が把握するのは無理。それぞれの組織、グループ等のリーダーが自分の責任範囲の作業を把握して、その中での問題点等を上に上げて必要な解決策を要求していくというのが普通の方法。地下ピットが上の人の認識に無かったのは、無責任と言うよりもその当事者の中で問題点として認識されずに上に上げられなかっただからだと、私は思うんですけどね。それをする事で、例えば大きく予算が減るとか言うなら逆に効率化のアイデアコストダウンのアイデアとして上に上がる事も合ったかもしれないけれど。そう言う意味で、多分当時はそれ程大きな問題と認識されずに、どちらかというと「上手い事出来た」とすら思っていたかも。

豊洲市場として問題なのは、まずは環境汚染の影響が無い事。次が施設して耐震性とか防災性等機能面で問題が無い事。それらが問題無ければ、この市場だけで無く回りの施設な築地に残る施設に問題無いように、一日も早く当初の予定を進めないと、豊洲市場問題が、豊洲と築地市場両方の問題になり、さらにはそれが東京の食の問題にまで発展するかもしれない。

都知事はスーパーウーマンでは無いのだから、全てを自分が把握して実行する事は無理。ちゃんと、その仕事やタスクの責任者を任命して、その責任者に仕事をさせるようにしないと。自分が何でもやるのでは無く、人にやらせて上手くいくようにする事こそが、「リーダーシップ」だとおもう。

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