山本一郎氏のブログから、豊洲の地下水問題について。私も今朝のニュースで、豊洲の青果市場地下の地下水にリトマス紙を入れて結構濃い青色になるところを見て、正直「えっ」と思いつつも「アルカリイオン水っていうのがあるくらいだから、そんなに健康被害は無いのかな」と思ってもしたりして(笑)。で、コンクリートからの水だとアルカリ性になるというは、昔聞いた記憶があるけれど、そういえばそうだなと思い出した程度。まだ外の下水工事や雨水対策をしていない部分もあると言う事で、それも影響しているのだろうけど、まぁ例によってメディアや議員はセンセーショナルに取り上げますからね。
こういう場合、もう既に東京都側は「悪役認定」されているから、彼らの説明なんて誰も聞いてくれない。というか、メディアとか野党が騒ぎ立てるから、ますます混迷していく。で、ちゃんと説明してもゼロリスクに話を振られると、それは出来ない訳で、となると「それ見た事か」とますます勢いが加速されてしまう。個人的には築地の何十年もの問題解決をこれからさらに延ばすというのは有り得ないと思うので、先ずは以下に早く豊洲に移動して、安全安心な食品を提供して欲しいところですけどね。豊洲の危険性を言うのも重要だけれど、築地の危険性だっていわなきゃ。なんか、その当たりの原因と理由がごっちゃまぜになっている気がする。
その原因の一つになっているのが、建築エコノミストなる某氏の発言だと思うんですが、最初見た時にはなんか胡散臭いなぁと思っていたら、その後の何度かテレビで解説とか移転賛否の討論会の様な場面での発言とか見ていると、どうも怪しい。最近の極めつけは、例の盛り土問題で豊洲の工事現場にいき「ここが盛り土したところ、アッチが作業中」みたいな説明をしていて、その時に私の聞き違いで無ければ「個々はまだ盛り土をしていないので、この上に建物を建てたら一階低くなるんですよね」と言った事。いゃ、仮に盛り土をした場所の上に建物を建てるにしても、その盛り土部分が基礎工事のレベルじゃ無いんだから、建物自体はもっと深い場所の基礎部分に支えられて本来の高さに立てられるはず。出ないと、他の建造物との連携が取れないのでは? 録画していたわけでも無いので、本当のその場で聞いただけですが、正直「えっ?」と思いましたねぇ。
地下部分の床がコンクリートが適当だとか、コンクリートを舗装していないとか言っているけれど、あれって言ってみれば建物の土台部分なわけで、ちゃんとした地下室として利用するならまだしも、そうで無ければ最低限の内装で済ますのがコスト的にも好気的にも普通のはず。言ってみれば、傾斜地に土台を作って建物を建てる時に、その傾斜地の土台部部までしっかりと鉄筋コンクリートで囲ったりしないのと同じだろうし、通常農地だって床下全部をコンクリートで固めてというのは、ベタ基礎とか床暖房とか、元々そう言う筆が有る場合を除けば無いはず。そう言う意味で、問題が無かったわけでは無い東京都側ですが、ちゃんと理由のあるところは技術的に問題無い事を説明して、感情的な思い込みとか理性的で無い反論は否定してほしい。そうで無いと、多分これから2020年の東京五輪・パラリンピック関連施設を立てる場合にも、それ以外の場合にも、同様の問題でずるずるしそう。それこそが本当の無駄だと思う。
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