2016年9月11日

豊洲移転 (3)

難航している豊洲新市場への移転問題。さらに大きな問題発覚で、ますます混迷度が増している感じですねぇ。汚染対策のために、4.5mの盛り土をしていたはずが、それが無かったという結構大きな問題で何で今まで分からなかったのという疑問も。もっとも、素人考えではあるけれど、盛り土がない分そのまま汚染度対策した地面部分に建物が建てられているわけでは無く、4.5m離れている事は確かで、そう言う意味ではまだ少し救われるかも。床下の配管設備をするために空間が必要で空けたという説明らしいのだけれど、だからといって無断で当初の予定を勝手に変更して良いわけでも無く、一体どう言うオペレーションであの建物が建てられたのか凄く疑問。

対策的には、4.5m分の土を入れなくても、空間部分に防水処理を徹底すれば当初の目的は達せられる気もするけれど、ただ4.5mの盛り土をして面で汚水層面を圧する計画であったなら、圧力の低い部分に露水が集中して漏れてくる可能性はあるでしょうね。ただ報道だけでは、市場の地下全部が空洞化されているのか、一部にそう言う場所があるのか、詳細が分からないけれど、疑問なのは建物受取時あるいは建築時に検収作業とか行われなかったのかという事。説明を聞いていると、事前に+4.5mの盛り土をして整地して、そこに建物を建て始めたのだと思っていたら、そうじゃ無いんだろうか。

報道を聞いていて一寸疑問のが、この空間部分に水が浮いているのは事実で、それは多分外部からコンクリート隙間を通って染みだしてきた地下水だろうと。で、この地下水=汚染水という前提で説明しているけれど、それって汚染水対策で清浄化したんじゃ無いの? 本来染み出さないはずの物が染みだしているから良いわけでは無いけれど、「環境基準を超える汚染水を染み出さないように4.5mの盛り土で押さえる」という事と「環境基準はクリアーしているが、更なる安全のため染み出さないように4.5mの盛り土で押さえる」というのは、全く違い海では。前者の場合なら、他と物以外の場所からだって汚染水がしみ出る可能性もあるわけで、そう言うことも内容に環境改善して今の建物があるわけだから、多分理解は後者のケースのはず。それならば、現状の空間床に防水処理をする、新たにコンクリートで床を補強する等の対策をすれば、元々の目的は達成されるのでは。勿論、責任者の責任と原因究明はするべきですけどね。

しかし、叩けば埃は出てくるものだ...

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