ここ数日、築地市場の豊洲移転の話題がお送り取り上げられている気がしていて、オリンピックも終わり話題が減ったからクローズアップされているのか、あるいはあれだけ目立った小池と知事関連の話題だからか、多分両方なんでしょうね。テレビでは、小池都知事が豊洲の新市場を視察している様子が何度も放送されているけれど、ちょっと可哀想だと思うの場、別に小池さんがこの計画を決めたわけでも推進したわけでも無いのに、最後の最後に一番厳しい判断と対応の責任だけを突きつけられていると言う事。仕事でもあるんですよね、前任者が散々こじらせてトラブルだけ残して、最後にどうしようも無くて回されてくる、みたいな。
今になって、やれ移転の合意が出来ていないとか、移転先の土壌問題がとか、移転先の店舗面積が少ないとか、何でもう建物も出来ている時にそんな話が出てくるのと不思議なんですが、そのわりに配点を決めた石原元都知事を始めて、猪瀬氏、舛添氏に対しての批判が少ない気がするのは何故。あと、利用者である築地の人達も今になって色々言っている気がするんですが、本当ならもっと速くデザインが出来た時には分かっていた話もあると思うのにどうしてだろうか。多分だけれど、日々の仕事で精一杯で中々そこまで手も気も回らなかったと言う事なんだろうけど、例えば専任の移転担当チームみたいな物を作って、利用者としての意見や要望を都側とちゃんと話しをする体制が出来ていれば、こんなことも無かったのかも。
私は全く関係の無い第三者ではあるけれど、少なくとも今の築地市場が限界でどこかに移転する必要がある事は確か。もう何十年も言われている話ですからね。さらに、移転後を想定して築地市場のところにオリンピック用の環状線の予定もあると言う事になると、都側としてもそれ程時間の猶予があるわけでもないし。さらに、問題は色々あるとしても、既にほぼ完成している豊洲新市場の建物を無駄にするわけにもいかない。となると、11月7日の移転は一旦保留にして問題点に対しての対策を示して、来年くらいに移転するんじゃ内だろうか。勿論、補償問題とか色々クリアーしないといけないけれど、これまでの話を色々聞いていると、都知事側というよりは都側、もっというと都議会議員側にも色々やましいところがありそうなので、その当たりが小池都知事としては交渉材料になるんじゃ無いだろうか。
11月7日の移転予定も、文化の日の祝日を入れた11月3日から6日まで4日間の移転日を想定していたからで、実はこの4日ではまだ期日が足りないという意見も。年末年始は流石に動けないだろうし、来年3月の春分の日を入れた3月18日から20日の3日間ではさらに短い。となると、5月のG.W.、5月3日から7日までの5日間を目標に、移転できる条件設定を探るのでは無いかと私は思うんだけど。さて、どうなるか。小池都知事としては、最初の試練ですね。
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