同じ「S」から始まるグループではあるけれど、惜しまれつつ年末の解散を迎えるSMAPと、あれまだ居たの? と無関心のうちに消え去るSEALDs。SEALDsに関しては、メディアで報道される範囲の話だけを聞いても、本当に自主的に集まった若者だけの団体かと疑問符が付くし、その後の活動にしても正直なところ胡散臭さしか感じられない。確かに、日頃はノンポリで無機質と言われている若者世代が、理由はともかくも何か行動を起こした事は評価されるべきだけれど、それが恣意的なものであったり実は裏に何かあるという雰囲気を感じさせたところで、同類の人達以外からはそっぽを向かれましたよね。
SMAPとSEALDsでは、生い立ちもその活動目的も実績も全く異なる比較対象にもならないグループ同士だけど、一つあえて共通点を上げるとしたら、メディアの中で採り上げられていた団体が外部にはそんな事を殆ど感じさせずに突然解散する、というところでしょうか。SMAPの場合は今年初めの独立騒動とか、其れ以前にも色々噂はあったみたいだけれど、やっぱり最後に決裂したし、SEALDsにしても去年から「来年の8月15日に解散」と言っていたから、兆候はあったわけですよね。SEALDsに関しては、参議院選挙とか都知事選挙で野党が仮に勝利していたら、撤回していたと思うけれど、結果的には予想通り。衆議院選挙がいつあるか分からないけれど、予定されている大きな選挙が一通り終わったので、もう活動の場所というか集会の場所が無くなったからと言うのが本当の理由では。ただ、未だに基地問題で揺れる沖縄は、そのまま継続するみたいですが。
あくまで推測ですが、わざわざ終戦記念日に解散日を設定したのは、それに合わせて反安保法政とか基地問題とか原発問題とか安倍政権とか、いろいろ一日言いたいからじゃ無いかと思うわけですが、それもリオオリンピックの日本選手チームの活躍と、そして昨日のSMAP解散でかなり希釈されそう。以前、その時のノリで大量当選した新人国会議員を、「○○チルドレン」とか「××ガールズ」みたいな言い方をしたけれど、SEALDsも暫くしたらそんな言い方をされる、その他大勢になりそう。そこが、これからも一人一人がそれぞれの方面で活躍するだろうSMAPとの大きな違いでしょうね。
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