昨日、投票・開票のあった東京都知事選挙。予想通り小池氏が当選しましたが、その得票数が投票者数の半分近い300万票弱という、予想外の得票。二位の増田氏は約180万票、三位の鳥越氏は約140万票という結果に。個人的に驚いたのが、自民党支持者の半数近くが小池氏に投票するとともに、民進党支持者の三割も小池氏に投票していること。鳥越氏に対しての不信感もあるんだろうけど、これは野党統一候補、民共一致の歪みも理由としてあるんじゃ無いだろうか。個人的な勝手な予想では、有権者1000万人強として投票率が55%位だと得票数は550~600万票。この差候補で大体の獲得するだろうから、となると200万票位が当選・落選のボーダーラインで、その前後でかなり厳しい競り合いになるのかなと思っていました。でも、投票日に近づくと、小池候補有利の声は残るけれど、その他の候補の醸成はあまり伝えられない状態になり、最後には事項が支援している増田候補の応援演説に安倍総理も山口代表もでなかったことから、かなりの差が最後はついたと言うことは思っていました。でも、100万票以上の差になるとはねぇ... まぁ、詳しい選挙内容はこれから色々なメディアやグループがするだろうけれど、結果的に組織票をある程度固めた増田氏に対して、組織すらもまともに固められずに、さらに自ら墓穴を掘った鳥越氏、という構図から嫌気がさした有権者が、消去法で小池氏に最後は一票を投じたと言う事なんだろうな。
ところで、鳥越氏は今後も「ジャーナリストとして小池都政を監視する」みたいな事を言っているらしいけれど、いゃジャーナリスト生命も今回失ったことに気がつかないと。そりゃぁ、朝日(テレビ朝日)とか毎日(TBS)あたりは使ってくれるかもしれないけれど、世間的にはもう過去の人に今回なってしまったことを認識しないと。それと、散々この人を持ち上げた人達、特に女性問題が出ているさなかに、応援演説に大挙して参加した野党の女性議員達って、日頃は女性の味方みたいな事を言っているけれど、結局それって選挙目当てだったのね、と。応援演説を断った、宇都宮氏の方がよほど筋を通していて立派だと思いますね。結局、二人続いてその行為の不誠実さで批判を受けて知事を辞任していたのに、それと同じ事をやっていては支援者も呆れてしまいますよね。彼は「事実無根」という一言で処理しようとしていたけれど、彼がジャーナリストとして仕事をしていた時に、相手が「事実無根」と言ったら「あぁ、そうですか」と納得していたのだろうか。「事実無根」と言った後で「別送では会った、でも何も無い」という言い方に変えたけれど、それって「事実無根」じゃ無いし。最初から「これは事実、これは虚偽」くらいの事をちゃんと認めていれば、批判は受けたかもしれないけれど、もう少し票を集めることが出来たんじゃ無いだろうか。あと、やはり決定的だったのは、メディアに登場した時に、あまりに特異な印象を与え続けていたこと。健康問題にしても、それを払拭する行為・態度を見せれば良いのに、ますます疑惑が確信に変わるようなことばかりしていたし。
一方で当選した小池氏も、あれだけと議会を敵に回しているだけに、どうやって妥協点を見つけるかが先ずは最初の仕事。離党、除名と言う話も出ているけれど、与党・政府としてもこれ以上に混乱することは臨まないし、オリンピック・パラリンピックという世界に対してのイベントも成功させないといけない。まぁ、ここは東京都連が責任を取って行かないとダメだろうなぁ。それに、築地問題はもう待ったなしだし(移転が延期されるというのは無いのでは)、保育問題にしてもこれは自治体の問題だから自ら何とかしないといけない。自公としても、支援していた増田氏が大差で敗れているだけに、あまり強いことも言えないし、逆に融和策を出してWin-Winの関係構築に進むことが一番でしょうね。野党側も、これだけの大差だと何も言えないだろうし。小池+増田で、500万票近い得票ですが、それだけ与党が信用されていたということでは無く、野党に対しての否定が大きかったと言う事でしょうから。まぁ、都民では無いけれど、でも首都だけにこれで少し落ち着いて欲しいものです。でも、今度は小池氏に対して政治資金の問題等で週刊誌は責めるんだろうなぁ。それでまた辞任というはいい加減にして欲しいから、それは何とか乗り切って欲しいけれど。というか、週刊誌もこれでまた変な報道をすると、逆にメディア側が叩かれるんじゃ無いだろうか。やるにしても、少し時間をおいてからでないと、読者も振り向かないと思う。
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