昨日の鳥越俊太郎氏の都知事立候補で、取りあえずゲームプレーヤーは揃って、後は明日の公示を待つばかり。しかも、民進党都連推薦の古賀氏は、その日のうちに鳥越氏の会見に登場して、立候補を取り下げて蜜月をアピール。野党統一候補としての出馬を予定していた宇都宮氏も、最初は厳しい口調で鳥越氏の突然の立候補を批判していたけれど、その日のうちにトーンダウンして自ら退く可能性も表すなど、何となく裏で何が繋がっているのか...
大体、以前から準備していたならまだ理解出来るものの、参議院選挙の結果を見てとか、まだ公約は決めていないとか、何か東京都知事選挙が先日の参議院選挙のリターンマッチと思っているような雰囲気。そこは嘘でも良いから、都政に市民目線を入れるとか、ジャーナリズム精神で都政の透明性を目指すとか言えばまだ納得できるかもしれないのに。本当かどうか知らないけれど、鳥越氏が民進党から出馬する切っ掛けが、参議院選挙の長野で当選した元TBSキャスターの杉尾氏に当選祝いの連絡をした時に都知事選の話をして、そこから民進党に繋がったという話。つまり、民進党としても、以前から準備して擁立したわけではなく、渡りに船という感じの推薦なんですよね。自民党もドタバタしていたけれど、民進党はそれ以上のドタバタじゃ無いだろうか。
都知事選は後出しが有利と言われていて、これまでもその傾向があるのですが、ここまで引っ張ったのは初めてじゃ無いだろうか。まぁ、知名度では今回の候補の中では一番だろうけど、しかし行政のトップとしての資質は疑問。それに記者会見でも指摘されて居たけれど、76歳という年齢に更に何度かのガン治療歴が有り、4年間どころからこの選挙戦も大丈夫かと心配される人に、これからの都政を任せされるのか。これで、また1年後くらいにもしもの事があり、知事選とでもなったら、笑うに笑えない。
記者会見では急に決めたのでまだ公約も決めていないと言って、回りの記者から笑いを誘っていたけれど、先日の参議院選挙で当選した新人の今井絵理子氏とか朝日健太郎氏が、これから勉強していくと言うと、それに対して「勉強してきた人が当選するべき」とか言うコメンテーターが多かったけれど、今回は誰も突っ込まないのね。一番不幸なのは、やっつけで選ばれてやっつけで立候補した人に、やっつけでこれからの四年間都政が勧められると言う事だろうなぁ。
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