PCWatch、山田祥平氏のコラムから、Huaweiのパソコン進出に関して。内容に関しては、後発の強みでSurfaceとか既存の2-in-1タイプのPCを研究しているようで、これはこれで一定のユーザーを獲得するでしょうね。ただ、ビジネスとして一番のマーケットである法人市場にどれだけ食い込めるかは不明。その製品の性能だけで無く、サービスとかも重要になるので、それが未知数。勿論、これまで築いてきたであろうスマホのサービス網を利用すると言う事は十分考えられるけれど、例えばドライバーやソフトの更新なんて言うのはスマホの世界ではほとんど無いから、結構大変だと思う。
で、個人的に今回のコラムで一番気になったのが最後に登場するキーボードに関しての評価。実機を見ていないので、どの様なデザインでどの様な使い勝手なのか分からないけれど、本体側をTablet端末としてかなり意識しているようなので、キーボード側に関してはあまり注意していなかったのか、あるいはコラムにでも一寸触れているけれど、本体が売れれば周辺装置のキーボードはベンダー製でも良いという割り切りなんだろうか。本体に足が付いていて、どこにでも自立するようなデザインならそれでも良いと思うけれど、キーボードと一体化することで、一般的なクラムシェル型のノートブックパソコンの形状になって使用されることを想定しているなら、やはり一体化したときのデザインは重要だと思うんですが。
最近ではほとんど見られなくなりましたが、少し前のYogaタイプのノートブックパソコンだと、ディスプレーの真ん中に一軸のヒンジが入っていて、ここで是後左右に画面が動くようなデザインが多くありました。あれはあれで強度とか厚みとか色々問題があって、最近のYogaタイプでは見なくなったデザインですが、あれは一体型のクラムシェルタイプでも、キーボードと画面が正対していなくても使用出来るデザインだったのが個人的には少し気に入っています。デスクトップでは当たり前ですが、ディスプレー/モニターの向きと、キーボードの向き、さらには両者の間の距離って、結構人によっても違うし、使っている間に微妙に変わったりします。その時の気分とか、椅子の位置とか、いろいろな理由で一寸ずつ変わるんだと思うのですが、あれって結構UI的には重要では無いかと。でも、クラムシェル型のノートブックパソコンだとそれが出来ない。でも、2-in-1タイプだと、上手くデザインすればそれが可能だと思うけれど、中々そういうデザインの物って登場しませんよね。一つは、本体側で自立出来る仕組みが必要で、それが強度とか仕組み的に大変だろうというのは想像出来ます。もう一つは、一体化したときに通常のクラムシェルタイプのように膝上で利用したり、キーボードと本体側の接続強度がどれだとレるか。これ、相反する課題だと思う。個人的には、今のところはSurfaceのデザインが一番優れているかなと思うけれど、あのシートタイプのキーボードの打ち心地はちょっと頂けないけれど。
もう一つ、やはり最後にHuaweiのスマホとの連携アプリが登場してきますが、パソコンメーカーでスマホも扱っている富士通とかSONYも同じようなことをゃって居るんだろうか。以前も回だけど、パソコン側にWANが入っていて、MVNOのSIMを入れていつでもLTEで接続出来るようになれば凄く便利だけれど、だからといってMVNOのSIMを何枚も保有するのも面倒。スマホ一台でテザリングして、簡単にアクセスできるようななるだけでもかなり違うと思うのですけどね。そういう連携プレーが簡単にできる様なツールとか環境を、スマホも作っているメーカーってやれば良いのに。結局Huaweiに先を越されてしまったぞ > 富士通、SONY。後出しの有利さを上手く使っているなと思います。で、その機能をさらにセキュリティとかに特化して、特定のネットにしか接続出来ないというようなことが出来れば、スマホとセットで法人にも売り込めるだろうし。そういう意味で、後発ではあるけれど、いろいろと可能性はあるんじゃないだろうか、Huaweiは。
0 件のコメント:
コメントを投稿