2016年6月8日

最後の詰め

現在メキシコで開催されている、第二回世界大学選手権大会。昨日は、日本 vs アメリカの大一番の試合。7-13でアメリカリードで4Qも終盤。ここで日本はTDランで14-13と逆転。この時点で残り時間は1分位でしょうか。何とか踏ん張れるかなと期待したんですが、続くキックオフがやや短めで、更に大きく戻されてフィールド中央付近くらいからアメリカのファーストダウン。アメリカのQBは、ほとんどパスは期待出来ない状態だったんですが、何故かここは日本がプリベントディフェンスを敷いていたからか、レッドゾーンに入るロングパスが成功。少なくともFGで逆転逃げ切りが可能になってしまいます。ここからアメリカはランプレーで少し進みつつ時間を消費して、残り5秒から20ヤード位のFG。実はこの前に一度FG失敗に追い込んだプレーがあったので一寸期待したけれど、これは成功。この時点で14-16と逆転されて、残り2秒。

最後にキックオフリターンTDを期待しましたが、アメリカはフィールド奥に蹴り込んできて、日本のリターナーはタックルされる前に横にパス。しかし、これをアメリカがインターセプトしてTD。このパスは、前パスと判断されて反則になったんですが、インターセプトは有効で、従って最終スコア14-22で敗れる試合。

鳥内さんも言っているけれど、最後のTDラン前にもう少し時間を使えたらと言うのが最初の「ればたら」。次に、キックオフのキックも、もう少し何とか出来なかったという「ればたら2」。奥に蹴り込むとか、わざとサイドラインに出してリターンさせないとか、とか、とか... そして、ファーストダウンプレーで、このアメリカのQBのパスは、ここまででほとんど無いにも等しい感じだったんですが、日本側がプリベントディフェンスを敷いて、かつラッシュもDL3人でしかも、逆にこの日良くでていたQBキープを警戒してか余り追いかけない。結果、QBはターゲットを探す余裕が生まれ、時間が延びた分DBのカバーが甘くなったのか、レッドゾーンまでのロングパスが通ってしまい万事休す。その後の、時間を使うランプレーは良く止めていたけれど、結果的にゴール前5ヤードくらいまで進まれて最後はFGで再逆転されて、事実上の試合終了。この最後の1分間が悔やまれます。

試合の流れというか最後の逆転劇を見ていると、今年の春のパールボウルの試合とよく似ている。別に相談したわけでは無いと思うけれど、やはり拮抗した試合は最後の最後まで気を抜いてはいけませんね。過去にも社会人の試合でも自分のチームの試合でもあったけれど、最後に逆転に成功したけれど、長めに時間が残ってしまうと、火事場の馬鹿時~じゃ無いけれど、底で一つまたひっくり返される可能性って結構あります。特に、TDではなくFGで勝負が決まるような点差だと、本当キックされてその結果が出るまで全く油断できない。日本チームは悔しいとは思うけれど、是非次のメキシコ戦では、この雪辱を期待したいです。そして、来週の自分達の試合でも、この試合の様子を大いに糧にしないと。

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