2016年6月13日

野菜工場

赤色LED、青色LEDを交互に利用することで、植物工場の効率化とコストダウンを計る「SHIGYO法」に付いての記事。素人考えでは、出来るだけ太陽光に近い光を投射する方が良いだろうと思うけれど、こう言う事の方が効率が良く且つ植物の属性設定も可能になるというのは、まだまだ科学にしても自然にもして不思議な事があるなと感心してしまいます。

この方法に関しても、発券の切っ掛けは学生が実験する時にタイマー設定をミスったことからとのことですが、ノーベル賞などにしても、それに類するような大きな発見にしても、結構こう言う失敗から、糸口や突破口が見つかって後の大発見に繋がることが多い印象を受けますが、結局は常識に捕らわれてはダメだし、人間の考えで生まれてくるものって、まだまだ少ないんだなと思わせます。だからといって、やたらめっらやれば良いというものでも無いだろうし。

個人的には、こう言う植物工場で製造できる植物はまだまだ限定されているし、設備投資にもお金がかかるし、一時はブームで参入が相次いだけれど、今は逆に赤字で苦しんでいるところが多いというのは少し前から報道されていました。そのうちのコストダウンと、製造できる野菜に制限は残るけれど、そこに苦みの除去とか栄養成分の調整とか、通常の地物野菜にはナイフか価値が付けられれば、価格も高く設定可能だし、例えば病院とか高齢者向け食材というような場所に付加価値を付けて販売できるんじゃないだろうか。また、今回の二色のLEDを使い分けることで成長の加速化が可能ならば、わざわざこう言う工場形式にしなくても、例えばビニールハウス栽培でも上手く証明を利用することで、成長促進に繋がれば、それはそれでは物以外の野菜にも付加価値が付くかも。そういう方向に進めば、この手の野菜工場のビジネスを軌道に乗るだろうし、消費者としても安定して低価格の食材が手に入れば言うことは無いだろうし。一方で地物野菜は、より大規模にかつ旬の時期を意識した本来の姿に戻るべきじゃ無いだろうか。上手く棲み分けが出来ると良いんだけど。

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