多少なりとも仕事で関わりあを持つパソコンに関しての、Gartnerの気になるレポート。2016年のPC出荷台数は、2億3,200万台で、これは4年前の3億4,300万台と比較して30%以上の落ち込み。売上高に至っては、2,190億ドルが1,220億ドルと半減に近いくらいの落ち込みで、これでは幾らコスト削減をしても間に合わないのでは。記事にも書かれているけれど、中堅メーカー特に日本の富士通、東芝、SONYなんかは、かなり厳しそう。少し前に話題になった統合の話しは流れてしまったけれど、それこそこの3社にAcer、Samsung等のメーカーまとめて統合しても、まだ足りないんじゃ無いだろうか。でも、Lenovoはもうお腹一杯だろうし、HPは分社化して更に効率アップを考えてるし、DELLも今は拡大よりは効率化優先だろうし、トップメーカーに吸収されることも大変そう。
マーケットとしては縮小傾向ではあるけれど、ウルトラモバイルエリアは拡大していると言う事で、これはやはりスマホとの棲み分けが出来つつあるのでは。少なくとも、今のに30歳代位から上の世代は、やはりキーボードが必要という意識が高いと思うので、この世代が一線から消えるか、それこそスタトレの世界のような完璧な音声入力機能が開発されないかぎりは、クラムシェルタイプのパソコンデバイスはまだまだ生き残るでしょう。でも、あと5年もしたら、トップの3大PCメーカーのうち1社くらいは消えているかもしれないけれど。
私自身、2-in-1タイプのPCに余り魅力を感じていないので、やはり薄型軽量のウルトラモバイル路線をもっと突き詰めて欲しいと思うけれど、それに合わせてクラウドストレージサービスとか、バックアップサービスとか、オフラインでも検索とか参照できるサービスとか、常時接続がいつでもどれだけでも可能なネットワークサービスとか、そういう回りの環境やサービスもどの様に発達されるかと言う事も忘れちゃいけない。特に、ネットワーク接続に関しては、SIM Freeパソコンも良いのだけれど、折角スマホを持ち歩いているなら、それで全部賄いたいし、世界中何処に行っても透過的に利用出来る環境が欲しいですよね。仮想化技術が進んで、ネット接続だけの端末を持ち歩けば十分という時代は、結構昔から言われていたけれど、まだまだ先なのかな。その頃には、「パソコン」という言葉も消えるんだろうけど。
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