2016年4月11日

それって弱いもの虐め

昨日の「ワイドナショー」でも取り上げられていた、カップヌードルTV-CMの中止問題。私もその番組を見ていて、まぁそうだよなぁ、いつまでも叩かれて言い理由は無いよなぁ、と同意。ふと思ったんですが、CM中に下の方に小さくテロップで「これはCM上の演出です」と出せば良いんじゃないの。勿論、その人がどう言う理由でトラブルを起こしたのか、どんな内容なのかにもよるけれど、メディアにしても「叩きやすいから叩く、話題を取りやすいから取り上げる」みたいな事がありますからね。

番組の中でもちょっと言っていたけれど、「ネット」という武器を獲得した普通の人達が、ほとんど独り言感覚で「ご意見」しちゃう世界になり、企業としてはそれが一つ二つであっても世の中に広がってしまったら対応しないわけにはいかない。ただ、今回のCMに限らず、企業として何か意図があっ作ったものが誤解されているなら、それはちゃんと主張すべきでは。消費者を敵に回すわけにはいかないので、その真意の正誤は別にして、取りあえず謝ります、止めますというのでは、それこそ言いたいことも言えない、窮屈な社会になりそう。

極端な話し、世の中の人全てが納得する事って無いわけで、良くて4:6とかそんなものでしょう。3:7とか2:8何て比率にまで差がつくことは、ほとんど無いでしょう。そんな中で、もしかしたら多数の反対者の意見までくみ取る必要があるとすると、それってCMの意味を成さないし、何を作れば良いのかと言う話になってしまう。

ちょっと似ている気がしたのが、「日本死ね」ブログの話し。確かに待機児童の問題は存在するし、解決しなければいけない社会問題ではあるけれど、それをちゃんと数字を示して解決策を要求するならまだしも、たまたま世の中に広がったから(広げたから?)、それを利用して理由にして政治活動するというのは、何か違うんじゃ無い。世の中の匿名での発言、あるいは記名での発言であっても、それなりに納得できる内容でなければ、それは貴重な意見ではあるかもしれないけれど、それを理由にするほどのものか疑問。

結局、声が大きいものがその立場を利用して、叩きやすい人を叩くだけの弱いもの虐め的な嫌らしさを、どちらからも感じてしまいます。

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