いつも面白い話題を提供してくれる、永江一石氏のBlogから、今話題の待機児童についての昨日の書込。保育園問題は、大きく分けると施設不足と、その中で働く保育士不足の2点に集約できると思うんですよね。
まず施設不足ですけど、やはり永江氏が以前書かれている待機児童問題の記事が分かりやすいけれど、「待機児童問題」って、東京、埼玉、千葉、大阪、沖縄の1都1府3県が全体の6割以上占めていて、特に東京都の待機児童はその半分、全体の1/3を占めている。別の言い方をすれば、東京都がこの問題を解決すれば、待機児童問題のかなり大きな部分が改善されるわけです。そうなると、先日の朝鮮学校の敷地問題に関しては、あれ全部でなくても、一部だけでも保育園施設に回して、残りを貸し出せば良いんじゃ無いと思うわけです。だって、今ある朝鮮学校を処分して移ってくるわけじゃ無くて、今ある施設で溢れた分を解消すればよいわけでしょ? しかも、現在は定員割れしている位なんだから、そんなに早急に解決しなきゃいけないもんだとも思えない。都知事の優先順位としては、以下にお気に入りの韓国関連の仕事とは言え、ちょっと違うんじゃ無いと言う気がします。
もう一つが保育士問題。色々理由はあるだろうけど、これまでの報道で言われていたのが、その仕事の厳しさに対して低い賃金。このようなニュースを最初聞いたときにちょっと違和感を感じていまして、報道されているようなケースも勿論あるんだろうけど、実状はもう少し違うのでは、ということ。実は私の姪っ子がこの保育士の仕事を数年前からしていて、初任給の話とかも聞いていたんですが、それを聞く限りではまぁ世間一般の新卒給料と比較して、そんなに低いわけでは無かったんですよね。確か彼女が勤務しているのは、認可の私立の保育園なので、又状況は違うのかもしれないけれど、ここに書かれている話を聞くと、何となく納得できる話。待機児童問題で与党を責める野党だけれど、結局その原因の一つは自分達の支援団体にブーメランしてくるわけで、やっぱり伝統芸な人達だなぁと、そこは変に感心してしまう。
どうだろう、上記の5都府県に関しては国から強制的に「保育園特区」に指定して、保育園参入の規制緩和と、待機児童解消の努力目標を設定させて、それが達成できない場合には、国からの補助金などを減額するような措置をするとか。東京都当たりは、逆に「そんな金いらねぇよ」と言うかもしれないけれど、一番待機児童問題が厳しいのが東京なんですからね。その東京にしても、23区でもかなり偏りがあるわけで、そういう意味では東京都としてもどこから先ず保育施設拡充をするべきか、目標は明確なんだからもっと俊敏に動けば良いのに。
しかし、ダイヤモンド誌は、6年前に既にこの問題を指摘していたわけで、結局は民主党政権時代でも問題は存在していたのに、それを解決せずに今になってまるで自分達がこの問題の被害者のように振る舞うあの人達には、やっぱり信用できない胡散臭さしか感じませんね。今回の始まりであった「日本死ね」ブログにしても、内容的にはよくある一寸今の社会に切れています系の内容だったのが、一寸話題になったのをこれ幸いと民主党が取り上げて騒ぎ出したのが切っ掛けだったように思います。だから、今回の件で一番迷惑しているのは、良くも悪くも取り上げられて話題が広がる元のブログ主じゃないだろうか。まぁ、彼にして変なとばっちりを受けていい迷惑なんだろうけど。
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