2016年2月12日

Googleの自動運転

Googleが開発している「自動運転車」の運転AIを「ドライバー」として認める方向という記事。日本や欧州で開発されている「自動運転車」が、通常の自動車にAIを付けて人間の運転補助をするデザインなのに対して、Googleはハンドルも付けないんですね。これは知らなかった。確かに、ハンドルやその他マニュアル操作の要素が入ると、センサーで認識した状況に突発的要素が入るわけだから、計算が狂う可能性は高くなると思うけれど。

AIをドライバーとした場合、保険などはどうなるんだろうか。AI自体に支払い能力は無いから、その車の所有者名義になり、何かトラブルが発生した場合は、その所有者の責任になるんでしょうね。米国内ではどうなるか分からないけれど、日本では揉めそうな気がする。

この自動運転車のAIに、今のSiriのような対話型のI/Fが付けば、少なくとも日々の買い物とかちょっとした近郊に出かける場合は、本当に車に入り行き先を告げるだけで十分になりそう。そうなると、一寸馴染みのお店に出かけて飲んで帰るときも、代行を呼ばなくてもこの車を利用するなら「飲酒運転」にはならないだろうなぁ。

例えばファーストフードのドライブスルーのように、この車でそのままオープンタイプの店舗に入り、そこで買い物とか食事が出来るような施設なんてどうだろうか。自宅から出かけて、一度も車を降りずに買い物も食事も出来て、そのまま又自宅に戻るような生活が可能になるのでは。店舗の敷地に入った後は、その店舗からの経路情報とか停車場補情報をAIドライバーが受取り移動するようにすれば、店舗側も混雑緩和が可能になるだろうし、場合によっては買い物をしたバッグなり小型コンテナを、そのままこの車に装着できるような仕組みもあるかもしれない。多分、車の動力は電気自動車だろうから、仮にそのまま室内に入ってきても、スペースさえあれば排気ガスなどの問題も生まれないだろうし。

あるいは、例えばオーナーが散歩するときには、後からついていって、何かあったら帰りはこの車を利用して帰宅できるとか、健康のために近くのスーパーやモールへ行くときには、オーナーは徒歩で歩いて行き、車は無人でその場所へ行き、帰りは荷物を運んでまた戻ってくる、というような事も可能かも。これを利用すれば、例えば今は自宅に配達される宅配も、例えば深夜に車が自動的に集配所に移動して、そこで荷物を搭載して又自宅に戻ってくるなんて言う事も可能かも。そうすれば、宅配業者は配達ロスも避けられるし、重複した荷物も一気に処理できるし、一石二鳥では。スーパーなんかの配送も、それこそスケジューリングして、この無人運転車が決まった日時に決まった場所へ自動的に移動して、そこに購入した物を入れて貰うとか、逆に配達して欲しい荷物をピックアップしてもらうとか、物流のベクトルを逆に向けることで、今はロスしているコストを改善することが出来るかもしれない。

マンションとかアパートなどで複数の住人がいる場合などは、共同で一台の自動運転車を保有して、この子がまとめて集荷や配送をしてくれればいいわけで、例えば10家族居る場合は、半数くらいの台数があれば効率よく利用出来るんじゃ内だろうか。どうしても急ぎで、この日のこの時間帯に必要とか言う場合だけ、今のように配送するようなことにすれば、かなり効率化出来るような気がする。勿論、配送業者側も無人車で配達する事も可能だけれど、その場合は荷物のピックアップをそれぞれの配達先でどうするかという問題もありそうだし。でも、集荷場から集荷場へまとめて荷物を送るような部分は、この自動か運転でやっても良いかも。それこそ、深夜帯は無人運転のトラックが高速道路を順序よく並んで日本中を移動する様子が、あと何年か後には普通になるかも。

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