2016年1月6日

誤審

熱戦・激戦だった今年のRice Bowl。ところが、最後の立命館大決勝FGトライアルで、パナソニックが12名フィールドにいたのに、反則を取られなかったらしい。録画してあった試合の様子を巻き戻してみると、確かにレディフォープレーの状態で12名いました。ディフェンスの左フィールド後方に、多分#17のモトゥ選手かな、離れてセットしていたのと、フロントラインはラッシュのために密集していたので、それで見逃していたように見えます。

ビデオリプレーが無い日本では、あのセット中、あるいはプレー終了直後に審判が確認して認めないと、反則として取られないので、本来なら立命館のサイドラインから審判にクレームしないと行けないけれど、直前の反則で10秒減算になり残り10秒と切羽詰まっていたから、その余裕も無かったかなぁ。失敗したFGも、コースは右に少し外れたけど、距離は十分だったから、仮に5ヤード前進して蹴り直していたら、多分同点になりO/Tに入っていたでしょうね。

実際にビデオリプレーが可能かというと、先ず機材を各試合会場に設置するコストが無い。さらに、それをどの様に運用するかは分からないけれど、仮に反則の確認だけとするにしても、その微妙な場面が撮影出来るかも難しい。NFLだとフィールドの左右や正面、さらにはスカイカムの空中からの映像等、何方向からも映像があるから判定として確度も高くなるんだろうけど、日本で導入すると逆に混乱しそう。ニーダウンとかパスキャッチ等、確かに試合中「あれは変じゃない」という判定は自分も多々経験しているけれど、残念ながらそれもルール。仮に映像システムを導入するコストがあるのであれば、審判員の増員と技術の向上に向けるべきでは無いだろうか。それが、元々のフットボールの姿なんだから。

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