映画評論家の町山智浩氏による、スターウォーズの知られていない背景に付いての書き起こし。私は、1作目(EP4)以外はちゃんと見たことが無いけれど、そう言う背景があったんですね。しかもインディージョーンズにも、実は親子の葛藤があったとは。知る人ぞ知るという話何だろうけど、こう言う背景を知った上でもう一度見てみると、確かに派手なドンパチ映画だと思っていたSWが、実は深刻な親子の葛藤劇としてかなり違った見え方がしてくるんでしょうね。
映画にしても、小説にしても、全く「無」の状態から創作すると言うことはかなり難しいでしょうから、どうしても自分の経験なり記憶なりから、切っ掛けを掘り起こして最終的な作品にするんだろうと思うけれど、SWに関しては、監督のジョージルーカス氏の人生をそのまま投影したようなものなんですね。形を変えた自叙伝というと言いすぎなのかもしれないけれど、かなり興味深い話でした。
ふと思ったんですが、例えばFBにしてもTwitterにしても、あるいはそれ以外のプライベートメディアでは、その人の色々な行動記録が公開されているわけで、意識的にしろ無意識にしろ、よくよくタイムラインを追いかけてみると、結構その人のプロファイルが可能というか、人物像が見えてくる場合が結構あります。そう言うものを拾い集めて、一つのストーリーに仕上げるという仕組みが、もしかしたら新しい作品を生み出すヒントになるかも。昔なら、例えば人物観察とかしたり、色々な場所へ取材に行ったりして作品の世界観なり背景を埋めていくんだろうけど、今の時代プライベートメディアを自動的にスキャンして、それっぽい人物像を作り上げたり、世界観を構築していくのはそんなに難しくない気がします。コンピューターに小説を作らせるプロジェクトってあったと思いますが、コンピューターに世界観を構築させる、あるいは歴史を想像させる何て言うのは、ある種のシミュレーションソフトを加工したら出来そうな気がする。
仮にそんなサービスが生まれたとして、小説家、作家、映画監督以外でどんな需要があるのか。例えば、自分時分のプライベートメディアをスキャンして、そこから導き出される人物像が、好ましくないような場合、どの様にしたら好ましい印象になるのか提案するようなことはどうだろうか。学生なら、今の時代人事担当者はまずはFBとかTwitterとかチェックするだろうし。あるいは、そこから推定される個人的な傾向からリコメンドを出して、よりポジティブな性格になる、より活動的になる、あるいは落ち着いた性格になるなど、今後の活動方針なんかも提案したりして。
特定個人では無くても、企業サイトであっても、傾向を分析してちゃんと対象のユーザーに訴求しているか検証するサービス何ていうのも出来そう。逆に、このソフトを映画にかけたら、そのストーリーの背景が分かったりして。それはそれで、一寸つまらないかも。
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