その被害規模の大きさに、未だに全容がよく分からない天津港での爆発事件。天津市と言えば、中国での直轄市の一つで、首都北京に隣接する日本で言えば東京に対しての横浜市みたいな感じの場所でしょうか。今回の事件で驚いたのは、この大きな「穴」。最初、余りに大きすぎてそのサイズがよく分からなかったんですが、記事によれば100m規模とのことですが、もう少し小さいかな。でも、これって爆発力が地下に向かってかなりの力で進んだことを意味しますから、地上に置かれた危険物が普通に爆発しただけではこんな形状にはならない気がするんだけどなぁ。元の貯蔵施設がどんなものか分かりませんが、ある程度高い場所に爆発物が積まれていて、それに引火して爆発して、爆風が地上に集中したと言うことなんだろうか。今は水が溜まっていて穴の深さとか分かりませんが、サイズと深さが分かれば、爆発力に関してもある程度推測できるのでは。
最初は700t位の危険物と報道されていたのに、その後3,000tとか言う話も伝わってきますが、実際はもっとあったのでは。で、その全てが爆発で消化したわけでは無くて、かなりの部分が爆風と共に広く飛散拡散されたんでしょうね。現在3km圏内は立ち入り禁止となっているけれど、実際の被害はもっと広い範囲に及んでいるのでは無いだろうか。現地では昨日雨が降ったようで、多くの飛散物は地上に降り注いだ十も分けますが、そうなると下水などを通じてさらに危険物の拡大が発生するのかも。
凄く疑問なのは、そんなに危険な物質を、しかも元々許可されていたのは20数tと言う場所に、その150倍もの物質が集められていたことで、幾ら賄賂やルール違反が当たり前の中国社会でも、その物質の種類を考えると単にそう言う話だけで済まされないように思います。それこそ、人民解放軍が密かに物質集積をしていたとか、若しかしたら爆弾と歌舞伎その物が隠匿されていたのかも。何でもありの中国社会だけれど、今回はちょっとその度が過ぎている気がしますね。というか、荒唐無稽すぎて本当に今でも何かフィクションじゃ無いか、写真もCGじゃ無いかとしか感じられません。
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