2015年7月30日

北「干」住駅

東京メトロ千代田線の「北千住駅」の駅名表示板をLED証明への切替に合わせて更新したところ、「北住」ではなく「北住」と誤植に気づかず交換してしまったという記事。まぁ、確かに「千」と「干」は似てはいるけれど、記事の写真のように間違った看板の駅名を見ていると違和感あるなぁ。最も、何も知らずに観た場合と、間違っていると知ってて観る場合では、かなり違いはあるとは思いますが。

例えば、PC等で駅名を打ち込むときには、「きたせんじゅ」と入力すれば、どう間違っても「北干住」に変換されることが無いから間違うことは無いだろうけど、看板作成の場合には漢字は一つ一つ拾ってくるのだろうか。あるいは、たまたま看板のデザインを作る人が初心者で見間違えたのだろうか。でも、看板製作では、そう言う小さな部分が命取りになるわけで、一寸どころかかなり不注意としか言いようが無いですよね。もっとも、製作する側だけで無く、駅員すら気がつかなかったというのも問題だと思うけれど。

日本の文字にも色々な書体が有り、確かにその書体デザイン寄っては紛らわしい感じになったりしますよね。あと、漢字だと「異体字」が有り、これも困りますよね。良く悩むのが「斉藤」さんの「斉」の字。「斉藤」「齋藤」「斎藤」等、私の知り合い似も違う「斉」の字の「さいとうさん」が何名か入らして、メールなどを送るときには一寸ドキドキします(笑)。時々間違って変換したまま送る場合も有りますが、向こうもその当たりは大人の対応をしてくれるのは、やはりそう言うことが多いんでしょうね。でも、今回の北千住駅名のケースは、そう言う話じゃ無いけれど。

記事の写真を見ていて気がついたんですが、上り用、下り用、両方の駅名表示板が間違っていたと言う事ですよね。多分最初に中央の「北千住」を印刷(?)し、その後左右に前後の駅名を入れたのかなと思うので、そうなると全滅したのも仕方ないという気がするけれど、でもやっぱりその時に違和感を感じなかったんだろうか。例えば都内とか近隣で製作していれば「北千住」って言う地名位は多少は馴染みがあると思うんだけど。原因は調査中とのことですが、使用している書体がブロック体のフォントなので、同じ線幅で余り曲線は意識しないから、「千」という字の最初の払い部分はこんな感じになると誤解してしまったのかも。明朝体系のフォントだと、「干」の方は最後に留めが入るから、「千」との違いはかなりはっきりするんですけどね。いずれにしても、東京メトロとしては珍しい失敗、見逃しじゃ無いだろうか。

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