2015年6月3日

緑の芝生

産経新聞のコラムから、水不足に悩むカリフォルニアで、枯れていく芝生に緑の塗装をする話。これ、日本人の感性からすると凄く変な話に感じられますが、アメリカ人からすると普通というか、枯れて茶色になるなら緑に塗れば良いじゃんというのは凄く自然な発想。コラムにも書かれているように、景観に関してのルールがあったりするので、水不足だから枯れてしまい仕方ないと言う理由です増されないところもあるんでしょうけど。実は25年ほど前に出張でフロリダに居た頃、やはり水不足で取水制限となり、芝の水まきも最初は偶数日は道路のこちら側、奇数日は反対側とかから始まり、そのうち週に1日とか言う話になり、枯れていく芝生が目立ち始めました。ここで登場したのがコラムにも書かれている芝生を緑に塗装する業者で、自然塗料の緑色の液体をスプレーで散布していくんですね。確かに遠目から見れば緑色の芝生っぽいけれど、近くで見ると枯れた芝の茎が緑になっているだけだったりして、一寸ガッカリします。

こういう「自然の植物に塗装する」というのは日本では殆ど考えられないけれど、アメリカの場合は例えばアメリカンフットボールのフィールドの芝生に塗装したり、野球場でもそう言うことを結構やるので、多分自然由来の無害な塗装剤と言う物も多くあって、だから別に塗装しても自然破壊とか言われないし、逆に盛り上げる要素として流行っていました。日本人の感性からすると、枯れる物はそのままの姿で残すのが「徳」とか「美」と感じるんだろうけど、その辺り西洋的な考えなんでしょうね。でも、数年前のやはり水不足のニュースで、日本でもこの緑色の液体で芝生を塗装する話を見たことが有り、あぁ日本もそこまで来たかと感じたことがありました。

アメリカにある程度滞在している人で、この芝生の塗装みたいな話にビックリするようでは、まだまだ現地に馴染んでいない証しと言っても良いかも。

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