2015年6月5日

ロボットの居る時代

タカラトミーとdocomoが開発した、何処かガンダムの球形ロボット・ハロっぽい「OHaNAS」。docomoの回線経由で音声ガイド「しゃべってコンシェル」に接続して、それによりユーザーと会話するのが売り物らしいけれど、テレビ等でのデモの様子を見ると、その回線経由の返信にかなりタイムラグがあり使えない感じ。SoftbankのPepperは、その筐体とある程度動作するので「ロボット」と言っても余り違和感が無いけれど、これを「ロボット」と呼ぶのはどうだろうか。対話型端末っていうのが、私はしっくりくるけれど。

「自然対話プラットフォーム」という研究をdocomoが続けてきて、その成果の一つとのことですが、日本語・日本人に特化しテイルという意味では、AppleのSIRIよりも日本人には良いかも。ただ、ユーザーの絶対数は一桁くらい違うかもしれないので、性能・自然さと言う意味ではSIRIの方が有利かな。今回は羊をモチーフにした端末ですけど、実はここまで大きくなくても、それこそスマホの中に入っている程度でも良いわけですよね。それこそ、スピーカーと近距離無線設備とバッテリだけを組み込んだ小さな人形とかギミックがあれば、実際のデータのやり取りや操作は手元のスマホであっても良いわけだし。レスポンスを上げようと思えば、ローカルにデータキャッシュする等の方法も必要になるかもしれないけれど、そうなるとクラウドの意味があまりなくなってしまうし。所謂「ロボット」と言うよりも、「コンパニオン」とか「アバター」とか、一寸違う位置付けがこれからの方向性として正しいような気がしますね。

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