以前から健康への効能が色々言われていた緑茶とコーヒー。国立がんセンターが発表したこの結果は、かなり大規模かつ長期間のモニタリングをしているので、優位性はかなり高いと言って良いんでしょうね。緑茶、コーヒー、それぞれに一日3~5杯位を飲むと、死亡リスクが10~20%近く下がるとのことですが、両方を合わせて飲んだ場合はどう言う傾向になるんだろうか。やっぱり、お茶はお茶、コーヒーはコーヒーと、それぞれそれだけの量を飲まないと、効果があると思われるカテキンやカフェインが十分に摂取されないんだろうなぁ。
茶所静岡の人間は、他所の場所よりも緑茶を飲む機会が多いから、静岡県やその他の茶所の傾向とそうで無いところの傾向を比較したような研究もあって良いと思うけれど、同様の効果が現れているんだろうか。
コーヒーに関しては、最近はいろいろなコーヒーショップが全国にあるから、こちらの効果は全国的に平準化しているのかも。同じようにコーヒーをよく飲むアメリカなんかの傾向はどうなんだろうか。でも、アメリカではDecaf (デカフェ)がメジャーで飲まれているから、そうなるとカフェイン効果が期待出来ずあまり有効ではないのかも。今のアメリカの様子を見ると、何となく納得できるのですが。
また、元々の茶葉は同じ、紅茶とか烏龍茶の効能はどうなんだろうか。緑茶との違いは、発酵させているかどうかですが、その過程でカテキンとか無くなるんだろうか。タンニンとかも体に良いと言われていますが、今回程優位性はなかったのだろうか。しかし、これでまた日本の抹茶味のお菓子とか、お茶成分入りのソフトドリンクなんか国内外でブームになりそうですね。また、日本はコーヒー文化も定着しているから、さらにいろいろなコーヒー関連商品が登場しそう。確かコーヒー豆は昨年不作で価格が上がったけれど、これからは日本のメーカー直営コーヒー農園とか一気に増加するのかも。沖縄ではサトウキビが衰退しているけれど、コーヒーに切り替えたらどうなんでしょうね。最も、コーヒーは労働集約的農業だから、そこは上手く機械化を導入しないと日本国内では厳しいかもしれないけれど。
いずれにしても、これでまた「Cool Japan」のネタが1つ増えたんじゃないだろうか。
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