2年前の高校生時代に、10秒01と日本記録に0.01秒と迫る100m走の記録を出した桐生祥秀選手。アメリカ、テキサス州で開催されていた記録会で、追い風参考ながら9秒87と夢の9秒台を記録。追い風3.3mと、結構強い追い風でしたが、出た記録が9秒87と、ぎりぎり10秒切った程度での記録では無いので、これからも期待が持てますよね。
以前も感じたんですが、彼の走り方ってこれまでの日本人ランナーと事なり、中間走からフィニッシュまでのスピードが落ちないこと。日本人の場合スタートから30m位迄のダッシュは世界と十分に張り合えるけれど、そこからそのスピードを維持して走りきるのが体格的体力的にも苦手。実況アナウンスなんかで、よく「後半加速して...」と言うけれど、実際に加速するのは殆ど無理で、多くの場合は30m位迄にトップスピードに上げたら、残りの距離でそのスピードをどれだけ落とさない、ブレーキを掛けずに走りきるかという勝負。それが日本人は苦手なんですよね。彼の場合、欧米圭以選手のようなパワーは感じられないけれど、柔軟性でその後半のロスを最小限にしている印象があります。これからパワーを付けてけば、相互作用でより面白い走りになるかも。弱に、それでバランスが崩れて伸び悩むこともあるんですけどね。
いずれにしても、自分も中学・高校と毎日走っていた100m競争ですからね。世界記録にはまだまだ届かないとしても、公認記録での9秒台、出来れば9秒8台をいつか出して欲しいなぁ。
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