2015年1月11日

因果応報、と言ったら言いすぎ?

朝日新聞の元記者で、所謂慰安婦問題の記事を書いた植村氏が、名誉毀損の訴えをし外国特派員協会で会見を行った様子。明らかに行きすぎたパッシングもあるし、そう言うことは対象が誰であっても許されることでは無いけれど、ただだからといって植村氏に同情できない気持ちもあるわけです。その理由は、彼も含めたメディアがこれまで様々な報道をしてきた中には、同様に誤報や虚報に踊らされて、でもそのまま消えてしまった人も多く居るわけです。個人的に一番記憶に残るのは、松本のサリン事件で日が似合った河野さんが、当初は色々な状況証拠から犯人に近い扱われ方をして、最終的にオウム真理教が犯人と特定されるまで、色々な報道があったわけです。これまでは何も言わなかったのに、立場が逆転したら文句を言うというのも、一寸感情的には受け入れられないかな、と。

それと、この人は現役は退いたとは言え、メディアの社会に長く居た人で有り、確か大学でもメデイア論を教えているはず。それなら、そのメディアで対応・対決すれば良いのに、結局は身内の朝日新聞と、韓国のメディアにしか対応していないのは、厳しい言い方をすれば「逃げている」様に見えます。

仮にこの裁判で植村氏側が勝訴した場合、今後何かの事件でメディアが誤報をして、そこから不利益を受けた当事者は同様の損害賠償を要求することが出来るようになるんでしょうか。しかし、弁護士が170人って、どれだけ経費やら手間を掛けるつもりなんだろうか。これも、個人の力では無理だろうからやはりバックについている団体なりが居るんだろうけど、それだけの人を動かせるのも、単に個人の名誉毀損だけでは無い何かがあるような気がする。

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