2015年1月27日

「格安」の意味

SONYのフラッグシップスマートフォンXperiaを、イオンが自社の「イオンスマホ」で販売するという記事。記事全体を読んで受ける印象だと、業績不振なSONYのスマホ事業がとうとう「格安スマホ」にまで落ちてきた、みたいな感じ何ですが、それは一寸誤解を招くかな、と。

まず、今色々な会社や販売店が販売している所謂「格安スマホ」。確かに、スマホ本体を販売しているケースでは、海外のSIMフリーで価格が安いスマホ本体を使うことが多いわけですが、元もそれらはそう言う値段で販売されているわけで、日本メーカーの高機能高級スマホと比べてセグメントが異なる商品。例えば何千万もするようなスーパーカーや超高級車を「標準」と見てしまうと、レクサスだって「格安乗用車」になってしまいます。さらに、「格安」なのは通信費様なわけです。つまり「格安(通信費用)スマホ」と掛かるのが正解では。

とは言っても、SONYとしてもXperiaの在庫を抱えているだろうから、一気に何万台とはけるだろうこういうビジネス刃渡りに船だろうし。SONYとしては単に本体だけで無くSo-netとの抱き合わせで提案していると言う事なので、ビジネス的には販売後のうま味も期待出来るし。大体、本家の例えばdocomoなんかだって「MNP割引」みたいな感じで、特定機種の価格を0円にしたりもしているわけですから、すでに「格安スマホ」は本家でだって登場しているわけですし。

良くも悪くも市場が混沌としてくると新しい仕組みや製品が生まれる可能性も高くなるわけで、SONYに取っては厳しい状況なんだろうけど、ユーザーにしてみたらここからさらに面白いビジネスモデルが生まれることを期待しています。

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