- ノートブックコンピューター(Ultrabook)
- 2-in-1コンピューター
- タブレット
- スマートフォン
と言う、大きく四つの分類があると思うんですが、この真ん中の2つの境界線って、ちょっと微妙だと思います。あくまで、ノートブックコンピューター的要素がメインで、だからキーボードもしっかりしたものが標準で搭載されているけれど、画面部分を取り外してTabletととしても利用出来る2-in-1と、あくまでメインはTabletで、薄型あるいは軽量の外付けキーボードをつけて利用することもあるTablet。ノートブックコンピューターから移行してくる人にとっては、2-in-1の方が便利だし慣れているように感じますが、2-in-1の様々利用方法を全て使う事ってどれだけあるんでしょうか。PCモードとTabletモードは分かるとして、テントモードとかTVモードみたいな形状って、あればあったで便利だろうけど、それ程付加価値を感じるものでは、少なくとも私個人としては無いんですよね。
もう一つ感じるのは、確かに色々なモードがあるのは良いんだけど、それが逆に複雑さを生んでしまい、利用者にとってのメリットを減じているのでは無いかと言うこと。勿論、2-in-1の形状変化の手順は、単にどれだけディスプレーを開くかとか、どういう風に置くかとか簡単なものですが、形を変えるだけで無く、その形状になったときの操作感(キーボードオペレーションからタッチオペレーションになったときの違和感)をどれだけ吸収できるかとか、ボタン位置なんかが変わってもどれだけ違和感無く操作出来るとか、そう言う部分でも色々な形や形状に変化できることは、便利でもあるけれど複雑さが増してしまいユーザーのメリットにならない場合も有るように感じます。
コラムでは、ユーザーが実際に手にとって体験することを強調されていますが、それはそれで重要な事だと思います。ただ、「形が変わる」という事と、実際に使用環境の仲で「形を変える」という事は全く別のことなんですよね。2-in-1という仕組みを否定するわけでは無いけれど、今の2-in-1デバイスってやっぱりノートブックPCの亜種的印象が強くて、Tabletのような変異感を余り感じられません。2-in-1の形状だけ見ると、かなり乱暴な言い方だけど一体型デスクトップPC+キーボードの構成と、実は同じなんですよね。それって、モバイル2-in-1よりも、もしかしたらデスクトップ2-in-1形式のパソコンの方が、利便性は高いのかもしれない。そのギャップを2-in-1がどの様に埋めていくのかで、このカテゴリーの製品寿命って決まると思う。単に形状変化のギミックだけでは、生き残れないのは確かですよね。
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