本日は「選挙サンデー」。今回は選挙運動期間が短かったので、なにかあっと言う間に選挙期間が終わった感じ。毎度のことで、与党は自らの成果を並べ立てて実績を強調するし、野党は与党の手が回らない負の部分を際立たせて批判し、自らの主張を述べるという、何とも非生産的な活動。
与党に関しては、実際にそれまで自分達の生活に関わる活動をしてきた訳なので、個人個人で良かった悪かったという実感は誰でも持つの。だから、それを元にして批判なり評価なりの結果として投票できる。ただ、評価票として一票入れるのなら分かるけれど、批判票としての入れ先はどうすれば良いのか。野党の候補に入れるのは一つの案だと思うけれど、その人がその批判の元を解決出来る保証なんて何も無いわけですよね。良く「与党の批判票は野党へ」と言われるけれど、今のように中小政党がお互いにいがみ合っている状態では、仮に批判票が野党に行っても解決策にならないことは明らか。そう言う意味では、そういった批判票というのは米国のような二大政党政治の体制になっていないと、余り意味があるものでは無い気もします。
今にして思えば、以前の民主党というのは、そう言う意味で与党への批判政党としての規模は作ったけれど、規模の拡大だけを考えてきたために、その能力は全くお話にならず、結果期待値が高かったことも有りギャップの大きさに国民はこりごりしたわけで、そう言う意味では鳩山、菅の二人の首相=党首の責任は色々な意味で大きかったですよね。
今日の投票が夜の8:00に完了し、そこから一気に開票結果が発表されるわけですが、多分今の予想では現在の与党勢力は当初言われていたように数十議席の減少よりも、悪くて現状維持、もしかしたらかなりの増加になるかもしれない。対する野党は、民主党がそれでも議席を伸ばしそうだけれど、ここからさらに二大政党制に再びチャレンジするまでの道のりは遠そうですね。彼らも、一度は仮にも与党を経験しているんだから、もっと現実的に且つ意味のある主張をすれば、まだ買いなんだけど、未だに他人事みたいな政治を言うだけなのが問題だよなぁ。
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