2014年12月24日

訪日客1300万人突破

訪日客が1300万人を突破したという記事。記事にもあるように、日本は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、訪日客数を2000万人に延ばすという目標を掲げて、昨年は1000万人突破し、今年は1300万人突破と、かなり確実な伸びを見せています。この調子で伸びていけば、2017年か2018年位には2000万人突破の勢いだけれど、その分フライト数も増やさないといけないから、そうなるとほぼ満杯の成田・羽田以外の国際空港でどれだけ集客能力をアップさせるかが問題。新千歳、中部、関空、福岡辺りで、これからどれだけ上澄み出来るかですよね。

海外からの観光客に人気のある、京都や大阪の食べ物という魅力的なコンテンツのある関空辺りは、LCCとの協業もあって利用客数も伸びているようですから、やっと関空の利用価値というか付加価値が見えてきたと言う事でしょうか。その点、地元の中部国際空港にはもう一寸頑張って欲しいですよね。ただ、コンテンツ的に少し弱いのも事実。岐阜とかの合掌造り等の日本の原風景コンテンツとか、三重の伊賀忍者ツアーとか、静岡も富士山辺りを絡めて素材としては良いものがあるとは思うけれど、もう一寸京都みたいに気軽にでも十分日本らしさを満喫できるコンテンツが欲しいですよね。

静岡だと、お茶の魅力を中心に静岡空港周辺の開発を進めるみたいだけど、飲むだけで無くお茶のお風呂とか、茶カテキンを利用した衣類とかマスクとか、そう言うものを利用したお茶利用の健康増進施設みたいなものはどうだろうか。海の幸山の幸も豊富だから、そう言う食材+お茶と健康というキーワードも面白いかも。まぁ、静岡だけでは限界もあるから、地方地方で魅力的なコンテンツを準備して、こちらで1万人、あちらで2万人という積み上げをしていかないと、なかなか2000万人という大台には届かないでしょうね。

ビジネスチャンスという事は勿論だけれど、「日本」という社会や文化を知ってもらう良い機会でもあるわけです。色々な誤解や間違いを解くチャンスでもあると言うことも重要ですよね。

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