最初登場した時には「えっ、小学四年生が」と驚かれ、でも流石にそれは無いだろうと調べたら、NPO法人と有名プログラマーの競作だったという「どうして解散するんですか」サイト。私が個人的に最初に違和感を感じたのが、このカウンターの画面で、ハッシュタグの「解散」にルビが振ってあること。ルビを振るというのは、読めない人が居るから振るわけで、どちらかというか高位の人(=大人)が、下位の人(=子供)に難しい漢字でも読めて意味が通じるようにするもの。仮に、小学四年生が小学一年生向けにルビを振るとしたら、それなら最初から平仮名で書いた方が早いだろうし。大体、テキスト入力でルビをふるって言うのは結構面倒で、それなりにHTMLなり、FlashにしてもGraphicで作るにしても、そう言うソフトを使うわけで、一寸小学生がやるにはハードルが高いんじゃ無いかと思うわけです。さらに、このカウンター。最初は下の「わかんない!」をクリックした数をカウントしていると思ったけれど、それならそれでカウンター用のサーバーとかどうしているのか疑問。実際には乱数で適当に増加されていたというので、をぃをぃという感じ。
結局直ぐに調べられて、NPO法人の主宰者と著名プログラマーの合作と言う事が分かるわけですが、さらに問題なのはその後。その主宰者氏は謝罪して個人的な行動と強調していますが(NPO法人が失格するかもしれないから)、「でも問題提起にはなったでしょ」みたいな、居直りのような対応をしたこと。やったことの是非は置いておくとしても、少なくとも「嘘」「虚偽」の行動を取ったのだからそこからは何も生まれないと思うけれど。仮に、「正しいことをするためには、多少の手段は許される」みたいな考えがあるとした大きな間違いですよね。日頃この人達が批判している対象と同じ事自らやっているわけだから、立派なブーメラン行為。何で、「正義」とか「公平」とか「平和」とか、一件正しいことを行っている集団や人達に限って、こういういい加減なことをやりがちなんだろう。結局自分達の主張に自信が無い、理由が無い、別の意図がある、ということなんだろうな。
で、リンク記事先のコラムでは、今後この二人には今回の事がずっとついて回ると書かれているけれど、今のネット時代は一瞬で過去の記事なり情報が検索されて手に入ります。昔のように印刷物やごく一部のVTR素材程度敷かない時代には、人々の記憶から消えると無かったことになる場合も有るけれど、今はずっとデータが残っていて、良くも悪くも何年たってもずっとこの件が取り上げられます。下手したら一生つきまとうアトリビュートを、この二人は背負うわけで、それだけのリスクを取る価値なり意味があったのだろうか。多分、もっと単純に「何か面白いことをやってやろう」という軽率な気持ちからなんでしょうね。しかし、高い代償だったと言う事を良く理解して欲しい。将来的に有望な能力や実力のある人達なんだから。
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