2014年10月28日

容量無制限のOneDrive

Bitcasaが容量無制限のストレージサービスから撤退する一方、MicrosoftはOffice365のOneDriveで、現在の1TBの容量サービスを容量無制限のサービスに変更すると発表。1端末のライセンスならUS$6.99、5端末迄のライセンスならUS$9.99と、Bitcasaとほぼ同等の内容。容量は無制限だけど、1ファイル辺りの最大サイズとか(コメント欄には、Business Versionでは10GBまでで、20,000ファイル迄という書込も)とか、保存期間とか、後一番気になるのがアップロード・ダウンロードのスピードですよね。日本国内にキャッシュサーバーを於くとか、回線の太さ(=キャパシティ)とか、まだちょっと情報不足。今、Bitcasaに上げたデータをローカルに戻しているところですが、ファイルのタイムスタンプが変わっていたり、アップロードした時にミスしたのか、ダウンロードするとエラーになるファイルとかもあります。Bitcasaの場合は、暗号化とファイルサイズの圧縮のために、かなり特殊な操作をしていて、かつファイルアップロード時にサーバー側のファイナライズが終わらないうちにクライアント側を終了させたりすると、ファイル保存が正しくされなかったり(最初の頃はこれを知らなくて大変だった)、多分かなりファイルが破損しているんじゃないかと。その辺りの操作というかデータ管理は、OneDriveはどうするんだろうか。

其れ以前に、やっと日本でもOffice365の提供が始まったばかりで、日本でのサービスをどうするのかという正式な発表待ちだなぁ。ただ、将来のクラウドサービス、クラウドコンピューティングを考えると、今ローカルで所持し使用しているコンピュータやストレージシステムを仮想空間に持つことになるわけですが、容量無制限とは言わないまでも、自分の場合だと20TB、30TB、最低でも50TB位は今後暫くは必要と思われるので、それくらいのサービスは普通にして欲しいですよね。昔は「TB」なんてどう言う単位なんだと言うくらい大きな単位だったけれど、最近のハイレゾのデジタルカメラでちょっと映像を撮影すれば、GB単位で普通に映像データが作成されていきますから、1TB、2TBなんてあっと言う間に消費すると思います。4Kの映像なんて普通に撮影出来る今の時代、どんどん必要な保存領域のサイズは広がっていきますし、それを受け入れられるだけのサービスがあれば、ビジネスチャンスとしては大きいと思うんだけど。

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