2014年10月24日

Bitcasa終了

「容量無制限のクラウドストレージ」が謳い文句だったBitcasaが、とうとう容量無制限サービスを終了して、容量有限サービスのみにメニューを変更することに。それはそれでビジネスジャッジだから仕方ないと思うけれど、許せないのが無制限サービスを11月15日で終了して、そこでアカウントもデータも削除するということ。さらに、Bitcasaのサイトにアクセスするといきなりアカウントの変更(無制限→有限サービス)への変更を促す画面が出てくるし。システム変更するなら、先ずはその旨ユーザーに周知しろよと小一時間。Webマガジンの記事で変更を知るなんて、最低ですよね。

鳴り物入りでサービススタートしたのは良いけれど、直ぐに容量無制限サービスの料金改定を行ったのが第一の不信感。その後サービスを利用していて、結構トラブルがあったり、容量無制限は良いけれどアップ・ダウンのスピードが遅いなど、使い勝手の悪さが第二の不信感。さらに、8月に年間契約の延長をしたばかりにのに、どうもその救済措置も無いらしい。重複データとか冗長データの整理をしていたところで、もう少し時間が有れば綺麗に整理して、またローカルストレージにダウンロード出来るんですが...

残り3週間、データ整理で忙しくなりそう。やれやれ...

結局、本当の意味での「クラウドストレージ」が誕生するには、まだまだ技術革新、特にストレージ単価の大幅なコストダウンが生まれないと駄目という事ですよね。それと、通信インフラ自体は高速化されているけれど、アクセスの元栓になるゲートウェイがもっと高速化されないと、可用性も上がらないし。将来的には、自分の「パソコン」なり「スマホ」なり「タブレット」は、クラウド上の仮想マシンで実現されて、手元にある「パソコン」や「スマホ」や「タブレット」は、通信装置と表示装置、それにタッチパネルやーキーボード等の入出力デバイスのみを備えた「端末」だけになる、と言うのが持論。その為には、今手元にあるようなデータが全てクラウドに上がらなきゃいけないわけで、そうなると今回のBitcasa以上の容量が必要になります。ただ、今は心にローカルにデータを補、容量がどんどん増えるわけだけど、全てクラウドに補完されるのであれば、元データは一つで後はそのシャドーでもいいわけで、そうなれば今世の中に存在するデータ容量もかなり圧縮されると思うんだけど。

なかなか理想的なネットワーク環境は生まれてきてくれませんね。

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