2014年9月18日

独立するということ

今日はスコットランドの独立の可否を問う国民投票があるわけですが、仮にこの投票で独立が賛成されて、2年後に実際に独立することになると、欧州の他の国にもいろいろと波及しそうですね。私はそう言う国際問題に詳しい訳では無いけれど、スペインあたりは実際にくすぶっている地域もあるので、まずはスペインに飛び火しそうとのことですが。

今回のスコットランド独立に関しては、正直なところ仮に独立が反対となっても、スコットランドに取っては今後の交渉で有利な条件を引き出せるわけですから、名を捨て実を取ると言う事も可能なわけで、どちらに転んでもスコットランド大勝利という感じじゃ無いでしょうか。と言うか、実際に独立するとなると、周りからの圧力もあるだろうし、これまでは英国に依存していたサービスが無くなるわけで、逆にかなりインパクトも大きいと思うんですよね。だから、実際所はスコットランド当局にしても、大差で独立が否定されるのは困るけれど、僅差で敗れるのがベストと思っているのでは。

日本だと、沖縄が独立してと言う話をしているみたいですが、確かに地勢的には島嶼地域なので独立しても影響を受ける部分は少ないけれど、正直なところ基地経済が無くなるとしたら、今以上に厳しくなるんじゃ無いだろうか。しかも、日本政府から振興政策としてかなりのお金が毎年投入されているわけですしね。今度の知事候補の中には、米軍を追いだして中国・韓国の軍隊を代わりに迎えて防衛するみたいな事を言っているようだけど、他国の軍隊が駐留することに反対している場所なのに、別の国の軍隊を入れるという矛盾をどう説明するのか(と言うか、そんなことは考えていないだろうけど)。

「独立=自立」という事で、他者に依存することよりは望ましい立場だとは思うけれど、その為には必要な事も多いし、他者への依存ではなく他者との共存という視点で見てみると、また違ったメリットも分かるんじゃ無いだろうか。スコットランドの事はスコットランドで決めれば良いとは思うけれど、彼らだけが存在している世界では無い以上、周りとどう折り合いをつけていくかという事も、自立の重要な要素だと思います。さて、今日の結果はいかに...

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