昨日ビックリすると共に、時代の流れを感じる大きなニュース。ビジネスエリアでのIT化、デジタル化で世界有数の企業のIBMと、どちらかというとコンシューマー系やグラフィック等特定分野に突出している印象のあるApple。この両者がエンタープライズ分野で手を組みビジネスを進めるというのは、ほんの数年前まではちょっと考えられない話。多分、AppleがiPhone/iPadでモバイルデバイスの新境地を開拓し、さらにiPadがAll-in-Oneの端末デバイスとして一気に普及したことが大きいでしょうね。今でこそ、Android TabletやWindows Tabletのシェアも大きくなったけれど、やっぱり先鞭を付けて、このマーケットを開拓したAppleの役割はまだまだ大きい存在です。
一昔、いゃもう少し最近であっても、Appleが持っているような端末デバイス部分って、IBMが構築するようなエンタープライズシステムの中では文字通り末端のデバイスで、それ程重要ではなかったもの。一番重要なのは、鍵となるホスト環境構築であり、そこから端末迄繋がるネットワーク構築であったと思うんですが、ネットワークについてはVPNでいかようにもネットワークは組めるし、ホストにしても今の時代はよりフレキシブルなクラウド環境に構築するから昔のように先ずはホストコンピュータとコントローラーを組んでなんて言うことも無いし。
IBMがLenovoへ売却したPC部門が残っていて、そこでTabletを作っていたらどうなったんでしょうね。今のThinkPad Tabletが、IBMの中から出てきていたとしても、やっぱりモバイルデバイスとしてのiPhoneやiPadの魅力・潜在能力には勝てなかったような気がします。その当たり、時代のタイミングの問題もあるかなという気もしますが、iPadという存在がやっぱり大きいですよね。iPhoneだけでは、ここまでのAppleのビジネス進出は無かったと思うし。エンタープライズビジネスなので、自分達のようなユーザー層に見えるビジネスになるのは当分先かもしれないけれど、ここからまた新しいそして便利なサービスが生まれてくれると、一ユーザーとしては非常に嬉しい出会いですね。
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