2014年6月23日

テンプレート

南沙諸島の領有権を巡り緊張が続く中国とベトナム。そのベトナムの対応を批判する中国。なんか、ちょっと国名を入れ替えて「反中史観」を「反日史観」に差し替えたら、あら不思議中国や韓国の態度そのままじゃないですか(笑)。この記事に限らず、中国の言い分を聞いていると、「お前が言うな」と一万回繰り返しても足らないくらいだけど、悲しいかな嘘も百回言えば事実になるし、発言は声が大きい方が勝つのも事実。まさに、それを世界規模でやっているのが中国であれ韓国何ですよね。

その言い分にしても、もうテンプレート化していて、中国の場合は「中国4000年の歴史」を縦に、「古来より中国の領土で会った、利益であった」と言うし、韓国の場合は「日本の帝国主義、植民地政策が」というのが常。でもさぁ、今の中国って、その前の中華民国政権(台湾)を継承していないわけだから、そこで歴史は切れているんですよね。それに、昔は今のモンゴル二層等する元が納めていたわけだから、そう言う意味でモンゴルに言われるならまだしも、今の戦後に出来た中国に言われても。大体、中国ってモンゴルの侵略に対して何も言わないんでしょうかねぇ。あるいは、欧米列強の支配については何も言わないのだろうか。韓国にしたって、ちゃんと調べれば併合以前から日本海は日本海だし、竹島だって日本の領土だった物を、どちらも後付けの理由でかすめ取った事は明らか。でも、宣伝戦での巧さが匠に世界の同乗を引いていると言うか、世界もお金を出してくれる人が良い人の論理で動いていますからね。日本も本当にやる気があるな、消費税の1%位の資金を投入して、少なくとも日本の汚名は返上する努力はしないと。

今回の河野談話見直しにしても、事前に韓国政府との摺り合わせ・合意の元の内容であったこと、慰安婦証言の裏付けはなかったこと、強制性については発表者の河野洋平氏個人の意見だったことが明らかにされているわけです。だから、日本としては、韓国としても納得しての談話だったんだから、それに日本として否定しないと言っている以上、四の五の言うな、国内の騒動はそちらの責任でまとめろ、と(言葉は選んで-笑)言うべきだよな。そして、河野氏には独自の見解をあたかも政府見解のように誤解させた責任は釈明させるべき。

テンプレートって、最初からあるものじゃ無くて、それなりの時間と経験と実績からだんだんと形作られて生まれてくる物。一度出来てしまうと便利で有用だけど、それに頼っていると周りの環境が変わっても気づかず使い続けて、ある時失敗する原因にもなるもの。相手がテンプレートに頼っているのであれば、こちらとしてはその方向性なり内容を少しずつ買えていって、相手のテンプレートがテンプレートの役に立たないようにしていくのが今の日本の戦略と言って良いのでは。長い時間と大きな努力が必要だけど、今やらないと一番後悔することも事実。テンプレートに頼っていると言う事は、相手も油断しているということですからね。それは、ある意味でチャンスでもあるわけだし。日本人は良く、島国に閉じこもらないで世界に出るべきと言うけれど、そう言うことをして戦い勝ち抜くのが「世界」なわけですから。

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