2014年4月8日

CXのバイキング

一週間前に「笑っていいとも!」が終了し、新しいお昼の番組「バイキング」が日替わりMC&内容で始まったんですが、どうも「タモロス」の影響は甚だしいようです。私もちょっと見る機会はあったんだけど、まずこれまでの「いいとも」の雰囲気というか流れと大きく違うので、ちょっと拒否感がでちゃいますよね。これは直ぐに解決するのは難しいかもしれないけれど、導入時だけでももう少し「いいともスタイル」を真似ても良かったような気がします。さらに、内容が、以前のように新宿のスタジオアルタからの生放送では無く、お台場のスタジオからの生放送なので、同じ生放送でも臨場感というかライブ感が乏しい感じ。特に、途中にビデオコーナーとか結構入るので、生放送なのに録画放送みたいな雰囲気を感じるんですよね。その善し悪しは直ぐには言えないけれど、でも以前の「生いいとも」に迫るような「録画番組」としての面白みはまだ無いかなという感じ。

見ていてふと思ったんですが、この「バイキング」、数年前に日本テレビが夜の7時台で日替わりでMCも内容も変えて放送していた、「サプライズ」を彷彿させます。今残っているのは火曜日の「火曜サプライズ」だけなので、バイキングもそんな感じになるんだろうか。時間帯も目指すところも違うんだろうけど、なんか毎日観れば見るほどちぐはぐ感を感じる様な気がします。例えば「いいとも」がお昼の番組なので、お弁当に例えると、「いいとも」っていうのは、お弁当箱は32年間変わらないけれど、その中身のお弁当は毎日いろいろ内容が分かっていく感じ。だから、外から見るといつものと変わらないお弁当箱何だけど、蓋を開けてみると「あっ、今日のおかずはxxxか」という驚きがあります。

それに対して、「バイキング」にしても「サプライズ」にしても、中身を変えると共にお弁当箱も毎回変えるような感じなんですよね。だから、馴れてくるとお弁当箱を見ただけで中身が想像出来て、それで満腹になってしまうと言うか。またお弁当箱の形が違うから、昨日は問題無く鞄に入ったけれど、今日は形が違って入らないというような、お弁当の味以前の所で躓いてしまう=放送の内容以前で飽きてしまう、ような事もありそうな気がします。

さらに日曜日の増刊号の枠では、生放送の情報バラエティーみたいなことをやっていたけれど、あれもなんか直ぐにネタ切れになって改編になりそう。この増刊号が無くなったことが、個人的には一番「タモロス」の影響が大きいかも。毎日お昼に見ることが出来るとは限らないから、結構日曜日にまとめてみることが出来るのって便利だし面白かったんですよね。それに、放送後のトークコーナーとか、単なる昼間の放送のつぎはぎでは無い部分も結構多くて、あれはあれで一つのコンテンツとして成立していた気がします。そう考えると、「いいとも」って言うのは、一週間のサイクルの中で、かなり最適化されて定着していたコンテンツなんだと再認識しました。それも32年という時間の中で、行ってみれば「熟成」された結果なんだろうけど。

いずれにしても、「笑っていいとも!」っていうのは最初にして最後で唯一のコンテンツであったことは確かですね。

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