外食・小売業界で人手不足になっていて、パート・アルバイト人材の確保が競争になっているという記事。景気が少しずつでも上向きになってきていて、これまでよりも多く外食の機会も出来るだろうし、買い物にしてもこれまで以上にお店に足を運ぶこともあるでしょう。実際、自分の周りを見ただけでも、居酒屋さんなんかでも以前よりも席が埋まっている印象だし、デパートやモール等も以前よりも確実に人手は増えています。まだまだ景気アップの実感はまだ無いという意見が多いけれど、景気アップをずっと臨む気分もあって、雰囲気というか傾向的には上向きになっているのは確かじゃ無いでしょうか。
暫く前の特集番組では、パート・アルバイトの自給を1000円以上にしてもなかなか人手が集まらない事を伝えていました。企業側の対策として、大学生のパート・アルバイトに就職研修をすることで定着率をアップしているなど、これはこれで興味深い内容でした。リンク先記事でも同様に、人材に対しての金銭的なインセンティブだけでなく、正社員化とか福利厚生とか、そう言う人材を前提にしている産業は大変そう。でも、そう言う人材競争ってどんどん別の職種や業種にも波及してくるから、産業全体での人材確保競争に繋がるかも。それはそれで、給与やその他の経済的向上に繋がるとは思う半面、企業としてはコストアップを嫌がって、ますます海外に出て行く切っ掛けになるかも。外食産業にしても、コスト高の日本でのビジネスはある程度で打ち止めにして、海外特に日本ブランドがまだ有効なアジア地域へのシフトに繋がるかも。
パート、アルバイト、いわゆる「非正規雇用」については、その処遇に対して批判も多いわけですが、経済的な見返りよりも就職の自由度を得たいというのも立派な就業理由だと思います。その自由度が人材確保のために逆に失われつつあるのも一寸問題かも。私の自宅近くのコンビニには、多分ベトナム出身と思われる留学生と思う男性アルバイト君が時々レジを担当しているんですが、彼らのような留学生にも人材確保競争が進んでいるのかも。自分の所のような田舎でも、海外、中国・韓国の東南アジアから、イスラム系と思われる南アジアからの人の様子もよく見るようになりましたから。そう言う海外からの顧客対策という意味も含めて、人材確保はどんどん底辺が広がっていくんでしょうね。暫く前の報道で、完全失業率が3.6%だったかな、これは実質的に雇用が100%と言う事らしいのですが、それでもさらに人材が不足していると言うことは、やっぱり経済が上向きになりつつあると言って良いんでしょうね。
まだまだ業種や職種は限られているのもしれないけれど、この傾向がどんどん広がって欲しいですね。採用する企業側は大変だろうけど。
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