2014年3月12日

スポーツのデジタル化

IT化、デジタル化と言う意味で、なかなかおもしろ無い内容の記事。言われてみればなるほど納得出来る話だけど、ゲームソフト会社とはいえ、デジタル化の先端を行く会社が、ある意味前近代的なスポーツの世界二杯って直面した戸惑いが何となくよく分かります。福岡ダイエーホークス(当時)が、ソフトバンクホークスに変わったとき、iPadやiPhoneを全選手スタッフに配布した時には、単に宣伝効果を狙ったパフォーマンスだと思ったんですが、結構ちゃんとITインフラとして活用していて、試合後のプレビューや過去の試合記録検索とか、なかなか活用していることを後から知りました。

プロ野球の記録は、BIS(Baseball Information System)が昔から有り、シーズン記録なんかは結構把握されているんだけど、近代スポーツ特にフットボールのようにシチュエーション毎の記録とか、個人やポジション別の記録なんて言うのはなかなか分析することも大変で無かったのが、ホークスはそれをSBに変わったことを切っ掛けに実現したんですよね。基盤として、全関係者にデジタルデバイスとそれを繋ぐネットワークを構築するのが最初の関門。次は、各々が参照できるデータを常にアップデートとして蓄積して、さらに新しいデータと共に再分類するという日々のメンテナンス業務がちゃんと出来るかどうか。アメリカンフットボールの場合は、そう言うシステムやソフトが結構昔からあって、色々なチームで活用していますが、それだけをインストールしても駄目で、一つはそのシステムを使いこなせるスタッフ(コーチ)が居るかどうかと、もう一つはやはり一番利用すべき選手の意識ですよね。

未来がどうなるかは誰も分からないわけで、多分それを知る方法は実現できないでしょう。でも、無限に考えられる選択肢を、ある部分に絞り込む、可能性の高い事象に対して事前に準備する事で、少しでも優位な地位を獲得したり想定外の事柄に対しても何とか対応出来る体制を作っておくことは可能なはず。その精度を上げるためには、システムだけでは無く、やはり使う側の意識向上が一番必要ですよね。DeNAベイスターズが今年昨年以上の活躍を見せたら、もしかしたら選手の意識改革がその要因の一つと言えるのかも。

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