2014年2月20日

書く自由に、拒否する自由

隠れバーを売り物にしていたのに、「食べログ」に掲載されたのは営業妨害という話。個人的には、それなら「完全会員制」にすれば良いのにと思うんだけど、この記事で重要なのは「隠れバー」云々ではなく、記載するのは個人の勝手だけど、それを削除・拒否する事が店舗側に無いこと(難しい事)じゃないだろうか。だから、根も葉もないことを勝手に書かれてお店のイメージを落とすことも出来るし、その逆も可能なわけです。客商売だからお店の中で何でも許すわけでも無いし、お客にしても何でも許されているわけでも無いので、お店としても「xxx掲載不許可」とか「xxxはご遠慮ください」と秘匿性を維持する努力も必要だとは思うけれど。

私も食べログは、その地域とか場所でどんなお店があるのか調べるのには使っています。でも、お店の種類と場所を見るだけで、内容に関しては余り信用していないし、ましてやこう言う特殊な付加価値を考えているお店に関しては全く参照しません。食べログが顧客が自由に自分の評価を書き込む以上、その顧客の嗜好や背景で幾らでもお店の評価が変わりますから、必ずしも自分の思いと一致しているとは限らないから。価格重視の人は安いお店とかリーズナブルなお店を高評価するだろうけど、味重視の人はある程度価格に対しては寛容になるだろうし、雰囲気重視の場合はまた違った要素を要求するだろうし。ただ、顧客が自由に登録できるという点で、網羅するお店の範囲や量は多いので、それが他の同様のランクサイトよりも利用する理由になっています。

以前も書いた記憶があるけれど、結局書き込む側の背景がバラバラなのが問題なわけで、それが明らかにならないと自分好みのお店って中々見つからないでしょうね。ミシュランのように専用の調査員をおいて評価するのも一つの方法だけど、食べログの中でも年齢とか地域とか好みで一定の登録者を抽出して、その人達の評価を見ることが出来るとたぶん自分好みのお店が見つかる可能性もかなりたくなると思います。

まぁ、でも今回の場合は、「隠れ」バーなのに「公開しちゃった」お客さんの問題でしょうね。後本題とは関係無いけれど、「隠れバー」ってなんかレトロな響きを感じてしまうけれど、最近はやっているのか?

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