2014年2月18日

食写の是非

ブログやFB等のSNSでの定番の一つ、食事の様子を写真で撮影してアップする行為の是非についての記事。アクセス数アップが期待できる要素の一つとして、食べ物や犬猫等の動物、それに赤ちゃんなんて言うものが定番のコンテンツなので、今では普通にレストラン等でもスマホで撮影してその場でアップするのが普通のなりつつあります。

ただ、個人的には食事をしている時にそれとは関係無い行為で邪魔されたくないと言うことはありますよね。まぁ、離れたテーブルで写真撮るだけならまだしも、そのできばえで盛り上がって五月蠅くなったりするのは困ります。あるいは、カウンター席のように狭い場所で、隣で御所御所やられるのも、一寸こちらとしては美味しい食事に集中できないわけで、これも結構イライラするもの。色々な場所の食事やレストランの様子がアップされることは、情報源としては役立つことは正直あります。ただ、それってGoogleのストリートビューの時にも問題になったように、当事者が意図しなくてアップされた情報っていいの、と言う話にも似ていますよね。

記事にも書かれているように、シェフ(=オーナー)の中にも、迷惑と考える人もあれば、宣伝と割り切る人もいるけれど、記事で一つ抜けているなと思うのが、撮影者とシェフだけでなく、その周りにいる他のお客さまも関わる話だということ。私は落ち着かないのでバイキング形式の食事って嫌いだけど、本来座ってゆっくり楽しめるはずの食事の時間に、隣でがやがやがたがたされるのは、どうしても迷惑。例えば、こちらが気がつかないように撮影して静かに楽しむならまだしも、そうでないのなら写真撮影以外の場合でも勘弁して欲しいですよね。

もう一つ、いろいろなレストランなりでいろいろな食事や料理の様子を撮影して公開するのは良いけれど、結構酷い写真も多いわけで、それって逆にその料理を貶めていない、と思ってしまう。もう一つ、写真には料理の味は映りませんからね。見栄えが良くても美味しくないもの、見栄えは悪いけれど美味しいものもあるわけだし。だから、ちゃんとした写真にちゃんとした文章を付けて、第三者にもその場の雰囲気なり様子が伝わるような記事を書いてくれるならいいんだけど、プロの書き手を除けばそれだけの内容の記事ってごくごく限られているし。ただ、あなたの記事は内容が乏しいから止めてください、とは言えませんしね。自分として、どうしてもその料理なりを記録に残したいと言うこともあるだろうし、そう言う場合はまずはシェフに了解を得て、周りにも一言断ってくれれば、こちらも無下に断ることは無いですしね。要するに、「礼儀」の一つをわきまえてくれればいいわけで、それをのべつ幕無しパシャパシャされたりすると、ちょっとカチンとくるわけです。でも、本当に美味しいものに出会えたなら、それを味わうだけで十分だと思うんだけど。味の記憶は舌にしか残らないし、その時の楽しい思い出は本人にしか分からないことだし。

0 件のコメント:

コメントを投稿