2014年2月10日

成田孤立

この週末の大雪は、都内周辺で色々なトラブルを生みましたが、週末の雪で成田に接続する道路・鉄道が止まってしまい、土曜日は孤立した状態に。たぶん第一ターミナル1Fの税関を出たところだと思うけれど、人人人で埋まっている光景は驚きでした。土曜日に空港から移動出来なかった人が5000人位で、日曜日には到着便もあってさらにふくれあがり8000人以上の人が移動手段の無いまま空港に缶詰になったみたいですけど、色々考えさせられますよね。

先ず思うのは、空港アクセスの脆弱性。空港に接続する高速道路は一本だし、鉄道にしても単線でJR/京成共有の路線しか無い。考えてみると、国の空の玄関という割には非常に貧弱ですよね。まぁ、空港の場所が場所だけに仕方ない面もあるだろうけど、せめて鉄道路についてはバックアップ路線とか準備出来ないのかと思いましたね。

もう一つは、到着便を一時的に茨城空港とか羽田空港とかあるいは静岡空港とかにダイバードさせて、乗客だけでも降ろしてから成田に移動して出発便として準備するとか大変なんだろうか。茨城、羽田は、やはり雪の影響で混乱していたのだろうけど、静岡空港とかもう少し有機的に活用出来れば空港に缶詰になることも緩和されたかもしれないし。

毎年こんな状態が年に何回か有るなら、それに対応した設備投資をする意味も生まれるかもしれませんが、なんせ45年振りの大雪という状態では、必要最低限の対応が精々で「運が悪かった」と諦めるしか無いのかも。勿論、当事者にとってはそんなことで納得できる状態では無いのは分かりますが。何れにしても、例えば台風で交通が寸断されることもあるわけですし、今後は何か有った場合に空港内に滞留する事の対策は必要かも。例えば、近隣のホテルと提携して、もしもの場合にはホテルのロビー等に乗客を一時的に移動させて、空港内での混乱を緩和させるとか。あと、当日の状況が分からないのであくまで想像での話ですけど、千葉駅へのピストン輸送とか出来なかったんだろうか。千葉まで出れば、JRのラインが複数あるし、私鉄の京成も捕まります。

色々考えさせられますよね。

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