朝日新聞の無料Web版なので途中までしか読めませんが、最近の食品偽装騒動の一つ、加工肉についての記事。記事にもちらっと書かれているけれど、この「牛脂注入肉」自体は、何も悪いわけでは無く、逆にそのままでは硬くて食べられないような肉を美味しく食べる事が出来るように加工する、誉められるべき技術。問題なのは、そういう加工肉をあたかもブランドの霜降りのように販売・調理した「業者」な分けですから。この記事に登場する加工気容赦かどうかは分からないけれど、この牛脂注入の作業って、シルシルミシルだったかテレビでも放送されていたはず。
加工食品の最高峰と言えば「人工イクラ」ですよね。余りに本物そっくりすぎて販売禁止になるくらいの。今だって、カニかまを何も言わずに出したら、本物のカニ肉と思って食べる人もいるんじゃ無いだろうか。無駄を省くため、安くて惜しい食材のため、健康のため、理由はいろいろあるけれど、多分騙そうと思って似た食材を作っているわけじゃ無いだろうから、結局はそれをどう利用するか・料理するかなんですよね。
「高ければ良い」というのも困るけれど「安ければ良い」というのも、こう言う何を食べさせられているか分からない不安があるから、怖さがあります。やっぱり、美味しいものとか健康なものというものには、それなりのコストなり手間が掛かるわけで、そこから「適正価格」というものはやっぱりあるんですよね。デフレが続いて、兎に角安く仕上げるとか安く食べると言う事がトレンドになったけれど、そう言う風潮も見直す潮時なんじゃ無いだろうか。
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