2013年10月25日

日本の公衆Wi-Fi環境は遅れているか

日本を旅行する海外からの観光客からは、日本のWi-Fi環境への不満が多いという記事。個人的には、「そうかなぁ」という気がするけれど、自分が海外で経験しているのはアメリカとかシンガポールとか比較的開発された、それも都市部での経験が殆どなので、日本の地方とかに行って感じた感想だとすると、まぁそう言う意見も多いかなという気もします。

ただ、都市部のWi-Fi環境でも、英語の説明とかが不足しているのは確かですね。また、例えばBostonなんかだと市内にパブリックなWi-Fi環境が整備されているけれど、ああいう設備は日本では知りません。記事にも書かれているけれど、日本の場合は通信キャリアーが整備しているものが殆どなので、そこと紐付けされることが一番の問題なのかもしれない。自分が海外からの旅行者の立場になって思うのは、今成田や関空で短期旅行者向けのSuica/Icocaを販売していますが、あれと関連づけさせて、例えばカードのID番号とかを入れれば簡単に国内のメジャーなAPが使える、なんていうサービスが出来れば、凄く観光客の印象も変わると思うんだけど。

旅行で一番機を使うのが先ず移動手段。慣れない土地で切符を買うのは凄く大変。また値段にしても、出来れば割引切符とか「一日券」みたいな有利な切符を利用したいわけですが、これって中々分かりづらいですよね。特にJRではこうこうと分かっていて、じゃぁそこから接続している私鉄とかはどうなんだろうかと思って調べ出すと、ますます分からないことに。その点、少なくとも日本にはSuicaとかPasmoとかIcocaとか、地域を跨いでも使える電子切符が既にあるわけで、こう言う技術を使わない手はありません。成田に行くと、いつも地下のJRみどりの窓口に長い行列が出来ているけれど、もう日本に来る外国観光客にとっては「常識」になっている感があります。ちょっと前だと、結構「知る人ぞ知る」っていう感じだったけれど。取りあえずあそこで、オプションで国内携帯会社のWi-Fiサービスも販売したらどうかと思うんですよね。その時に、海外で自分が使っているキャリアーのローミングサービスの割引なんかも付けて。勿論、旅行者としては無料Wi-Fiが一番ありがたいわけだけど、そこはSuica/Icocaの料金と一緒くたにして何となく得しているようにするとか(笑)。でも、東京オリンピックまでには何か方策を考えないといけませんね。それも、都内だけじゃ無くて日本のどこに行っても同様にストレス無く利用出来るサービスが。

日本は、LTEのインフラもあるし、韓国ほどじゃ無いけど光ファイバー網も整っているし、後はやる気だけの気もします。

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