2013年10月3日

羽田の国際線発着枠

来年3月に増える羽田空港の国際線発着枠の国内大手向け増分配分で、これまでの1:1からJAL 5便、ANA 11便と、ANAへ優先的に配分されることになったという記事。公的支援だけで無く、再生を理由に不採算部門を一気に切り捨てたから、経営体質もヘルシーになったJALは、右肩上がりの回復で、平成25年3月の最終利益は、ANAの431億円の4倍近い1716億円。これでは、ANAとしても面白くないのは確かですよね。

ただ、今回の発着枠は早朝6:00から10:00台の枠で、個人的にはちょっと使いづらい時間帯です。前泊が必要になりますから、実際に利用するかどうか。それに行き先も、ヨーロッパ主体で、北米はカナダだけですよね。アジアでは、シンガポールとタイ位かな、もし利用するとなると。

JALは、こういう「不公平論」対策もあるのか、一度は切り捨てた地方路線のうち、採算性が見込める路線については最下位する事を言っているけれど、どうなんだろうか。LCCが台頭してきていることもあって、企業体質や機材が効率化されてきても、地方路線での競争はますます厳しくなるように思います。でも、そう言う路線に参入して活性化することで、逆にビジネス的に成功する事もあるだろうから、そのあたりの見極めがどうなるかでしょうね。静岡空港にも、もっと路線開設をして欲しいけれど、場所的に都内から近いのが難ですよね。富士山とかリニアとか伊豆等の観光地とか、複合的な観光コースが開拓できれば良いんだろうけど。台湾とかタイからのチャーター便とかを地道に開発する方が良いのかな。地方空港にしては珍しい、国際空港を目指すというのも富士山という資産を持つ空港としてありかもしれない。

閑話休題。羽田の国際化はもう止まらないので、お昼前後の使い勝手の良い時間帯に、もっと路線を増やして欲しいな。特に、自分がよく使う北米方面に(笑)。

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