2013年9月10日

電子ペーパーと液晶の共存

IFA2013のレポートをしている、ITmediaの記事。電子ペーパーと液晶の二画面構成にすることで、表示品質は低いけれど電気消費の無い電子ペーパーと通常の液晶表示で、TPOに合わせた使い方をするというもの。実は、個人的にもこんな事を考えていて、あぁやられたという気分。でも、多分自分のような世代の人間だと同じような事を考えると思うんですよね。理由は、少し前の携帯では標準的に付いていた、「二画面」表示。クラムシェル内側のメインの液晶とは別に、綴じた時にもある程度の表示機能を備えた子画面が付いているものって、結構普通でしたからね。

電子ペーパーと液晶のコンビネーションが可能になれば、例えば移動中に参照したいメモとか情報を電子ペーパーに転送しておいて、いちいちスマホを起動しなくても見ることが出来るようにするとか、あるいはPassbookのような認証用コードを転送しておいて、やはり簡単にセキュリティ通過が出来るとか、さらにはスケジュールが定期的に電子ペーパーに転送されて、常に最新の予定表が表示されるとか。

もう一つ思うのが、本体液晶側で表示させる内容で、電子ペーパー側でも間に合うもの(モノクロでもOK、静止画など高速の画面変更が無いもの、とか)を積極的に電子ペーパー側で扱うことで、出来るだけ液晶の駆動時間を削減することで、例えば今2~3日位のバッテリー駆動時間が倍くらいに伸びたりしないのだろうか。「超省電力モード」とかにしておくと、積極的に電子ペーパー側で表示するようになって、一週間くらいは楽勝でスマホのバッテリーが持つなんて事になれば、凄く価値が生まれると思うんだけど。

実は、今現在2画面モデルって殆ど無くなっているので、この融合モデルもどうなる変わらないんですが、こう言うトライ&エラーの繰り返しから次の新しいシステムやデバイスが生まれるわけで、そう言う試みは忘れちゃいけませんね。

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