2013年5月17日

ライフログデバイス

ライフロギング」という行為を、初めて一般的に普及させたのは、Nike+じゃ無いかと個人的には思うんですが、ジョギングシューズに小さなセンサーを埋め込むことで、自分の走ったり歩いた距離が記録されて管理できるというのは驚きでした。しかも、それが、高々数千円のセンサーと、自前のiPodやiPhoneで出来るわけですから。最近でこそ、スマホ自身にGPSや加速度センサーが内蔵されて、持ち歩くだけで自分の移動履歴がログ出来たり、センサーにしても、もっと性能の良いものが出てきているけれど、本当に意識しないで自分の一日の行動を記録して、それを何かの役に立てるということが、自然に出来る時代になってきたなと実感します。一番手っ取り早いのは、やはり健康管理かなと思うけれど、個人的には電子マネーの利用履歴も含めて、日々の生活記録を生データで記録して、それを週末当たりにスクリーニングして、必要な情報のみを抽出したら生データは削除して、翌週から又生データを記録する、みたいな「ライフサイクルロギング」みたいな事が出来たら、結構自分の生活の振り返りとか、嗜好の変化とか、色々生まれて面白いかも。で、そう言うデータをライフプランナーとかに渡すと、自分にとって「心地よい人生設計」みたいなものを提案してくれるとか。

センサー部分は独立して、例えば腕時計みたいな感じで身につけて使えるのが良いなと思います。データ自体は、例えばスタバとかマクドナルドとかWi-Fiが使えるエリアに入ったら、自動的にクラウドにアクセスしてアップロードしていけば良いので、スマホ自身を持ち歩く必要も無いだろうし。スマホに統合した方が便利という意見もあるだろうけど、何となくセンサー部分はアクセサリーのように露出していた方がデータ収集に有利な気がするんですよね。気温とか湿度とか天候とか、そう言うものも含めて行動パターンを記録して解析すると、寄り精度が増すだろうし。

問題は「プライバシーの確保」との鬩ぎ合いだと思うけれど、例えばライフプランナーとかファイナンシャルプランナーみたいな人と付き合うというのは、こちらのプライバシーを開示して有益な情報を貰うわけですしね。そう言うデータ保護機能と言うのが、この手のライフロギングデバイス普及の鍵になりそう。

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