2013年1月4日

Rice Bowl

2012フットボールシーズンを締めくくるRice Bowlが昨日開催。昨年と同じ、OBIC cs KGだったけれど、内容的にはさらに接戦で劇的なものでした。学生チャンピオン決定試合の甲子園ボウルにしても、社会人チャンピオン決定試合のJapan X Bowlにしても、そして昨日の日本チャンピオン決定試合のRice Bowlにしても、実力伯仲の好ゲームでした。

前半はOBICがリードするも、五分五分の戦い。どちらかと言えば、踏みとどまっている関学有利かな、という印象。で、後半OBICが1TDを追加し、そのまま4Qになって逃げ切るかと思ったら、レッドゾーンの4th DownパントからKGがトリックプレーでダウンを更新。これでOBICのリズムが狂い、KGがTDを得ると、TFPもトリックプレーで2点獲得。残り3分で14-15とKGリード。しかしOBICなら十分再逆転の力があるわけで、じりじりと時間を使いながら前進するものの、残り1分39秒でKGがインターセプト。正直、これで勝負あったと思ったし、KGもそう思ってちょっと気持ちが緩んだのかなぁ...

ここからは、KGにファーストダウン更新を許さなかったOBIC ディフェンスの踏ん張りが素晴らしかった。T/Oを取りながら、4th DownパントにKGを押さえて、34秒からの逆転劇。KGも分かっていただろうと思うけれど、立て続けにOBICにロングパス2本を許したディフェンスが悔やまれますね。一度T/Oで流れを切っても良かったと思うけれど。

フットボールでは「2 minutes offense」といって、最後の2分間で逆転するオフェンスシリーズが重要だけど、それ以上に相手の攻撃を4th Downで止めて攻撃権を取り戻すデイフェンス力も考えないといけませんね。今回のOBICの逆転劇も、相手のプレーの不味さもあったけれど、やはりOBICのディフェンスがきっちりと守り切って攻撃権を取り戻したことが隠れたファインプレーだと思う。「2 minutes tactics」とでも言うべきものをちゃんと準備して100%実行完遂出来るチーム力を備えたチームが、強豪で有りチャンピオンチームであることを実完した試合でした。

いずれにしても、これでOBICは公式戦36連勝。学生の強豪チームでは無く、やはりXリーグの自分達が先ずは土を付けて、そしてリーグ戦でも勝たないと。まずは、春のパールボウルだな...

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