2013年1月17日

ルーピーのルーピーたる所以

ルーピー氏は、議員を引退してもルーピーしているみたいですね。個人が何を考えようとも、それは自由なんだろうけど、ただ仮にも一国の首相を務めた場合には、それが引退後であっても責任は重いと思います。しかも、相手に有利になるように、ほいほいとお膳立てされた舞台に上がって良いように相手に踊らされて。誰か、止める人間はいないのかと本当に思います。引退して今は関係無いというかもしれないけれど、所属していた民主党に何らかのペナルティーを与えるくらいの事をしてでも、こういう「余計なこと」をさせない仕組みが必要かも。

で、それに呼応仕手かどうかは分からないけれど、中国の軍関係者が「曳光弾を発射すれば開戦だ」と威勢の良いことを言い出したりしているし。この人、以前アメリカとの会議の中で、太平洋を二分割して中国とアメリカで管理使用と言った人らしいけれど、一寸この人も中国版ルーピー氏なのかな。普通は、こういうふかし担当が煽った後で、「まぁまぁまぁ、お互いに困ったことにはしたくないよね」という宥め役が登場して落としどころを探るわけですが、どうもそんな担当者も出てこない雰囲気。

控えめに見ても、事象をエスカレートさせているのは中国側なほうなわけで、日本としては中間線でのガス田開発で痛い目に遭っているわけだから、今回は油断できないと言うことと、今回は日本対中国という構図だけで無く、中国対東南アジアの前哨戦という構図にも繋がるわけで、日本の利益・理由だけで無く、日本の後には東南アジア諸国の思いもあると言うことを自覚して交渉を勧めないと、対アジア戦略的にも今後影響するでしょうね。

ただ、中国としてもどんどん煽るのは良いけれど、これで日本が昔のように折れずに、ずっと対峙していくあるいは最悪の状態として何からの物理的衝突が発生してしまったとき、中国国内の熱気も一気に高まるけれど、それって昨年の反日暴動以上に政府でコントロールできない国内騒乱に繋がる可能性が高くなるわけだから、中国政府としても、どこでガス抜きを押さえるのか、凄く難しい気がします。一歩間違えば、体制批判、国内分裂にも繋がる可能性が出てきますしね。だから、今は強いことを要って余裕のありそうな中国政府だけど、心の中では「余計なことを」と苦々しく思っているのかも。まぁ、ルーピーは鳩山一人だけだと思いたいけれど...

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