2012年12月9日

地震

金曜日の夕方の地震。この日はUSから出張できていたエンジニアさんの最終日だったので、夜送別会で飲みに行く予定だったんですが、そろそろ仕事を終わって出かける準備でも使用可と思い始め頃、「あれ? 揺れてる?」と地震のP波を感じました。次に、だんだんと横揺れが感じられて、S波が来たんですが、これが長い。だんだんと揺れも大きくなっていく。「もしかして、そろそろドカーンとくる?」と一瞬不安を感じた次からだんだんと横揺れも収まるのが感じられたので、正直ホッとすると共に、これ震源地から距離があるなと感じました。直ぐに新聞各社のサイトにアクセスしたんですが、M7.2とか出ていて、しかも震源地は地下10kmとかなり浅かったのにそれほど大きな揺れにならなかったのは、距離があったからでしょうか。

正直、同じ金曜日ということで3.11の震災のイメージが再び鮮明に蘇ったわけですが、ちょっとあれから時間もすぎていたし、油断していたところもあったかも。東北では、津波警報も直ぐに出たので、大変だったみたいで実際地震直後には東海道新幹線が停電で止まってしまったので、夜の宴会もキャンセルして直ぐに新横浜に出ようかとも思ったんですが、15分位で解決して新幹線も動きだしたと言うことなので、予定通り送別会も開催されて自分も最終一つ前で帰宅できました。

そのUSからの出張してきたエンジニアさん、日本に来るのは初めてで、しかもこれほど大きな地震に遭遇したのも初めてと言うことで、結構本人は慌てたみたい。CNNとかUSA TODAYのサイトに速報が流れたみたいで、Facebook経由で家族や知り合いから安否の問合せが集中したみたいで、結構本人としては大変だったみたい。特にうちの会社の入っているビルは免震構造で「揺れて振動を逃がす」構造で、自分のフロアーは最上階にあるので、多分一番揺れる場所なんですよね。3.11の時は、本当にビルが折れるんじゃ無いかと思うくらい揺れて不安でしたが、今回はそれよりは揺れが少なくて一寸安心出来ました。多分、社内の日本人は大体そんな印象で地震に対応していたんでしょうけど、初めて地震を体験した彼にとっては、余りに地震に対して落ち着いている周りの様子が逆に不安を煽ったみたいです。

日本にとって、地震は今後も根気よく付き合っていくしか無い相手なんですけど、だからこそ油断はしちゃいけないけれど恐れるだけで無く準備していくことが重要ですよね。その為は、先のトンネル事故じゃ無いけれど、既存の建物や構造物の補強・補修というのはある意味最重要課題でしょうね。そう言う分野や東北の復興という部分に、公共投資を入れて経済復興を図ることが出来れば、生きたお金使い方にもなるし活性化にもなるしベターな選択だと思うんですが、なかなか理想通りには世の中回らないものなのが困ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿