PCWatch、山田祥平氏のコラムから、地下鉄のモバイル事情について。北京には、もう10年以上も言っていないので最近の事情は分からないけれど、日本の地下鉄もかなりWi-Fi事情や3G/LTE事情が改善されてきていて、ほんとシームレスに携帯情報端末を使うことが出来るようになりました。ほんの5年くらい前だと、Wi-FiのHotSpotやFree APがどこにあるとかいう話が多かった事を考えると、時代のスピードの速さを本当に実感します。
古い話で恐縮だけど、私の世代の人間がノートブックPCを使い出して、最初に「モバイル」らしき通信利用をしたのが、ISDN電話かな。当時はWi-Fiもまだ無い時代だったし。出張するときには、モジュラー端子の回線チェッカーと、ケーブル持参というのが常識でしたね。あっ、鰐口クリップで電話戦時下接続なんて言うこともやったことがあります。流石に、音響カプラーを持ち歩いた事は無いけれど... これが1990年はじめ頃の状況でしたから、20年ほどで圧倒的にモバイル環境は発展してきたことになりますね。勿論、その間のPC、そしてタブレットやスマホの発展スピードも、文字通り桁違いのスピードで進んでいるけれど。
ここ一月ほど、iPhone 4Sを使っていて、3GとWi-Fiの常時接続環境でいろいろと試しているんですが、以前のようにWi-Fiのみのように「未接続状態」が過半数の場合にはそれなりに我慢も出来るし使い方なんかも考えるんですが、3G(やLTE)が使えるようになり、「接続状態」が過半数というか通常の場合には、もう繋がらないことが考えられないという状態にまでなり、言ってみれば1つの中毒症状みたいな状況にまでなります。水とか空気とか電気のように、「繋がるのが当たり前、使えるのが当たり前」の状況になっていると言って良いのかも。ただ、そうなると先の震災のように何かあったときにパニックになる可能性も高くなるわけで、そう言う対策も必要になるでしょうね。でも、水ならペットボトルの買いだめとか、電気なら発発を準備するとか、まぁ出来る事もあるけれど、ネットワーク構築となるとどうでしょう。
記事の中でBluetoothで接続する話が出てきているけれど、非常時にはP2Pでパソコンやモバイルデバイスがリレーしてデータ(勿論、非常時に必要なもの優先で)転送する仕組みなんてどうだろうか。過疎地域で、Wi-Fiが届く範囲に次の端末が無いとか、逆に都市部のように端末が多重すぎて効率が悪くなることもあるだろうけど、例えは非常時には消防とか警察がそう言う端末を踏み台にして情報転送をするしくみなんて緊急時には役立つかも。その情報の一部は、踏み台にした端末に残してあげるとか。いずれにしても、後数年のうちには、「繋がらないこと」が行政サービスの課題になるのかも。
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