2012年10月29日

疑似体験

iPadやWindows8の登場で、タブレットデバイスが頃から普及し、さらにケイタイからスマホにどんどん通信機器も変化している現代。当然、それらはタッチI/Fを前提にするわけですが、タッチI/Fの便利そうで不便な点の一つが「押した感が無い」こと。そりゃぁ、パネルの上に薄い膜が有って、そこで「押した」「離した」を検知してON/OFFするわけですからね。で、その「ボタンを疑似体験させる技術」とでも言うべき技術が京セラから登場したという記事

パネルに圧電素子が取りつられていて、圧力を検知すると振動することでボタンの押した感を疑似体験させるという物。振動をかえるだけで、「硬い」「柔らかい」「ゼリーのような」という感触を再現できるというのは凄い。この振動数や変化のパターン、さらには可能ならば複数の振動をミックスしたりすると、かなりの「指先感覚」をシミュレート出来るんじゃ無いだろうか。

これ、iPadなりタブレット上でSWキーボードを打ち込んでいるときに、物理キーボード的なフィードバックがされるように早くならないかなぁ。テレビの液晶パネルでは韓国の後塵を拝しているけれど、こういう付加価値付のデバイスを作る事で、次のマーケットが狙える商品が出てくるんですよね。そうやって、自分達で勝負する土俵を作る、ルールを作るというのがビジネスの基本だと思う。ただ、粗野って苦労して作った市場に甘えていると、あっという間に相手にやり替えされるのが、今の時代、国際的な競争の時代の厳しさですよね。

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