2012年7月23日

LCCだけの不便?

毎日新聞に掲載された、LCCに付いての記事。確かに、コスト削減を至上命題とするLCCでは、ターンアラウンドタイムは短くし、機体のやりくりも出来るだけ地上にとどまらないように効率的に配置されるから、どこかでディレーとか欠航が発生すると、五月雨式にその影響がその後の運行に影響するリスクは大きいですよね。また、格安運賃提供のために、付帯条件が制限されるから、欠航しても保証されるとは限らないし、代替フライトへの振替なども制限があります。

記事に書かれていることは嘘では無いけれど、でも大手だから必ず代替フライトがあるとは限らないですよね。例えば、羽田とか関空などのハブ空港になら、予備機の駐機もあるだろうけど、地方空港等でトラブルが発生すれば、そこで修理が完了するまで駐機するとか、交換部品の到着を待たないと行けないわけで、それで欠航やディレーする事があるのは、大手も同様。代替機があっても、それが元の機体と種類が違えば、パイロットだって交替しないと行けないから、機体があれば良いというわけでも無いだろうか。いくらANA/JALといった大手でも、同型機を複数待機させておく程の余力はそれほど無いだろうし。

新聞記事もちょっと不親切だなと思うのは、記事に書かれているジェットスター就航初日の最終便欠航の件。確かにターンアラウンド時の遅れの蓄積で、新千歳発の最終便が1時間半近く遅れたのは事実だろうけれど、それで欠航しなければいけない理由は成田空港が閉まってしまうからなんですよね。つまり、24時間空港とは言わないまでも、もう少し成田の運用が柔軟であれば、遅れてはいたかもしれないけれど、欠航しなくても済んだ可能性も大きいと思います。発着枠や東京近郊というロケーションの関係で成田を使わざるを得ないんだろうけど、本来LCCはもっと有利な空港を選択して、大手の隙間を狙って参入し、それを広げてビジネススキームを作るもの。LCCだけの責任で無く、航空行政にとってもまだ課題があると言うことをもう少し主張しても良かったのではと感じるんですが。

高速鉄道網が、多分世界で一番発達している日本ではあるけれど、それでも新幹線で3時間を超える距離移動の時には、やはり飛行機利用が便利。東京を基点した場合ですらそうだから、地方と地方を結ぶ場合なら、さらにそのニースはあると思うんですね。ただ、LCCと言うビジネススタイルに慣れていない日本人、特に飛行機に乗り慣れていない地方の人間にとっては、4時間の移動が半分になると言われても、やっぱり使い慣れだ電車旅を選んでしまうもの。その既成概念をどうしたら破れるのかと言うと、やはりコスト(=価格)というのは大きな魅力だと思うんですよね。その為にも、新規LCCは勿論、地元のFDA等のリージョナルジェットにも頑張って貰って「飛行機」という移動手段に、もっと日本人が慣れることが必要だなと感じます。アメリカ人なんて、本当日本で言う新幹線どころか、乗り合いバス間隔で使ってますからね。

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